Surface Pro Xは2019年に発表され待ちわびていた人も多いのではないでしょうか。かくいう僕も、x86のチップセットを使わないWindowsがどういうものになるのか興味津々。

今回は実機の検証結果、というよりは感想をメインに執筆していこうと思います。

Surface Pro Xの特徴

Microsoft SQ1チップ搭載、熱なし&高速回線がすごい

いや、実際には熱は放熱されているはずなのですが、インテルやAMD社のCPUと比較して格段に省電力で動作するため、PC本体に触れても熱を感じないのです。

SoC(システムを動かすための半導体の集まり)スマートフォンなどでよく目に触れる用語ですが、このSoCをMicrosoftとQualcommが共同開発したチップセットでMicrosoft SQ1を搭載することによって下記のようなメリットがある。

本体表面の熱が限定されユーザー満足度向上

ユーザーの不満点は価格や性能だけではなく、PCに触れて体験する部分にもありまして、その一つが”熱”です。

これまで、インテルやAMD社のx86系のチップセットを搭載したPCというのは、”熱”によるストレスがユーザーを悩ませる側面がありました。

直接的にやけどの心配はなかったとしても、放熱のためのファンや分厚いヒートシンクをPC上に搭載する必要がなく。常に低温状態のボディ本体で作業が可能となるのです。

フルバンド対応の高速回線が速い

Surface Pro Xに搭載されるLTEモジュールはもちろんQualcomm製で下記バンドに対応する

Surface Pro X対応バンド
1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 30, 38, 39, 40, 41, 46, 66

国内LTE回線のほとんどをカバーすることによって、いつでもどこでも高速通信が可能となっています。

個人使用のSoftbank系のデータ通信SIMをSurface Pro Xにしようしましたが、非常に高速で通信可能でした。

32bitアプリをサポート

32bitアプリのみサポートするSurface Pro Xの対応可否はMicrosoft Storeで確認可能です。

  • x86
  • X64
  • ARM

上記3つに対応していれば使用可能。

ある意味、Surface Pro Xのネックとなる部分でもあるのですが、下記のようにx64ののみ(64bit)アプリのみ対応のソフトウェアがインストールできません。

メジャーなクリエイティブソフトが利用できないので、クリエイターは二の足を踏むでしょう。今後クラウドコンピューティングの仕組みが整えば、話は変わりますが、現状、ユーザーが使いたいけれど使えないソフトウェアが多く、Microsoftoffice系のソフトウェアを重視するビジネスパーソンのみに絞られそうです。

Microsoft Office標準搭載

Surface Pro XはMicrosoftoffice 2019が標準で同梱されているため、別途Officeを買う必要がありません。コレはSurfaceシリーズすべてに共通する点です。(個人用に限る)

価格は高め

Surface Pro Xには以上のような特徴があり、他のデバイスとの比較が難しい(というか一般的なベンチマークでパフォーマンスを測定することができないので定量的に評価するのが難しい)唯一の端末といってもいい。

故に、価格が高い。14万円代からスタートで最上位モデルは24万円とハイエンドPCが購入できる価格帯に踏み込んでいます。

洗練されたデザインや全く新しいチップセットはしっかりと価格に跳ね返ってきているため、購入する人を選ぶでしょう。

作業面において、実際にOfficeを利用した作業を中心に行うのであれば必要にして十分な性能だとは思うので、未来を感じたい人は検討してもいいかもしれない。

Surface Pro Xのスペック

Surface Pro Xのスペックは下記のとおりです

Surface Pro X
モニター13型(2880×1920ドット)
SoX(CPU)Microsoft SQ1
メモリ8GB/16GB
ストレージ128/256/512GB
外部接続端子USB Tyep-C(USB 3.2Gen2)×2/Surface Connect接続ポート/Surface キーボードコネクタポート/SIMスロット(nano SIM)
フロントカメラ500万画素
バックカメラ1000万画素
ワイヤレス機能Wi-Fi 5: 802.11 ac 互換
Bluetooth 5.0 ワイヤレス テクノロジ
Qualcomm® X24 LTEモデム
サイズ287×208×7.3mm
重量774g
保証1年間のハードウェア保証

Surface Pro XはUSB-C(3.2 Gen2)を2ポート及び、従来のSurface Connect接続ポート対応しています。

デザイン・外観

Surface Pro Xを象徴するのはなんといってもフレームの細くなった狭額縁デザインでしょう。

Surface Pro 7では、いまだ液晶部のデザインがかわらずだったので、ガジェット好きな人にはコレがたまらんのです。はい。

キックスタンドは健在で、後ろ姿は、ぱっと見従来のSurface Proシリーズと見分けがつかないようになっています。

完成されたデザインはそのままにより先進的なデザインへとブラッシュアップされたというわけです。

Surface Pro シリーズからの”大きな”変更点として、電源ボタンが上から右に変更された点でしょう。

タブレット端末は縦方向にした際上部に電源ボタンが来るよう設計されていることが多いですが、Surface Pro Xシリーズも同様のつくりとなりました。

SIMスロットじゃキックスタンドの後ろ側Surface Proシリーズでいうところの、「microSDを指すところ」についておりまして、垂直にSIMピンを指すとトレーがあきます。

内部には、nanoSIMのスロットがありまして、ストレージ容量が印字されているパネルもみえました。

Surface Pro Xは今回の検証ベースでは、APN設定をせずともそのままインターネットにアクセスできました。まるでスマートフォンのような接続イメージでインターネット回線を利用できます。

タイプカバーキーボード装備時の重量
Surface Pro X1072g
Surface Pro 71092g

スリム ペン付き Surface Pro X Signature キーボードをセットした状態で、1.072kgでしたので、13型のSurface Pro Xは12.3型のSurface Proよりも軽量化されていることがわかります。

充電ケーブルは非常にコンパクトで持ち運び時も楽そうですが、USB-Cで充電したほうが楽だと思います。

スリム ペン付き Surface Pro X Signature キーボードについて

Surface Pro Xを検討されるのであれば、スリム ペン付き Surface Pro X Signature キーボードは必須です。スタイラスペンとセットで35,000程度と高額ですが、通常のタイプカバーよりも横幅が広く撮られフルサイズスケールの打鍵感、および、いつでもスタイラスペンをとりだせるという安心感があります。

ただし、前述のとおり、32bitアプリケーションがメインとなるため、Microsoftofficeでの作業や写真の軽いレタッチ時に使うのが主となりそうです。

従来のSurface Proシリーズのように専門ソフトと合わせて、液タブとして使うのはちょっと難しいのではないかな感じました。

Surface Pro Xの評価とまとめ

と、記載したいのはやまやまなのですが、現状(執筆時2020年)Surface Pro Xの評価と数年先の評価で、この端末の評価が大きく変わっている気がするのです。

今、PC業界では、ゲーム、クリエイター向けソフトなど、これまでハードウェアの性能に依存してきたモノが続々とクラウドコンピューティングに置き換えられるとうわさされています。

サーバーにソフトがはいっていて、そこにアクセスさえすれば低スペックなPCでも高負荷の作業がだれでも簡単にできる時代がもうすぐそこにあるため、Surface Pro Xは未来の形を先取りしたデバイだと僕は考えています。

つまり、今の基準で正しい評価はできないということ。

という前置きですが、現状、MicrosoftOfficeが主の作業の人におすすめできるノートPCです。高価格なのですべての人におすすめできるわけではないので、未来を感じたい人、予算がある人は検討してもよいのではないでしょうか。

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