ビジネスPC市場で圧倒的なシェアを誇る日本HPの製品、HP Elite Dragonfly(エイチピー・エリート・ドラゴンフライ)はビジネスパーソンに最適化されたオシャレなデザインと無駄のない洗練されたデザイン。そして機能性に優れた2-in-1コンバーチブルタイプという特徴があります。

今回メーカーから検証機をお借りしたので、検証した結果とおすすめポイントをまとめます。

HP Elite Dragonflyの特徴

動画で見る

YouTubeにてレビューしました。カメラとマイクを使ったテストも行っているので、こちらかた見るとより製品への理解が深まるかもしれません。

法人向けのプレミアムノート

HP ELITEシリーズは日本HPが販売するPCのなかでもプレミアムクラスに位置する高級ノートPC群です。一般的なノートPCと比較して、性能やデザイン、耐久性にこだわったつくりをしています。

同じランクのノートPCとして、SpectreやENVYシリーズが存在し、こちらは個人向けモデルとなっています。

法人向けとはいえ、個人で購入することも可能なので、個人事業主、フリーランスの方も買うことができます。

画面比率約86%の狭額ベゼルを採用

HP Elite DragonflyはHPの人気シリーズ『HP Spectre』よりも一回りコンパクトに、それでいて、作業快適性を損なわないよう13.3型の液晶ディスプレイを採用しています。

ビジネス向けのコンバーチブルノートPCとして世界最高クラスの画面比率86%を誇るディスプレイを採用しています。

これにより、Spectreと比較して一回りほど、コンパクトなノートPCに仕上がっています。

マグネシウムボディを採用で999gor1.1kgで

ビジネス向け法人モデルというセグメントで圧倒的な価値を提供できるのが、HP Elite Dragonflyの強み。

2in1コンバーチブルノートPCで、999gという超軽量でハイパフォーマンスなモデルは他メーカーのラインナップに存在しません。

999gは2セルバッテリーモデル選択時、写真は4セルのロングランバッテリー選択時のものです。

2in1市場で最軽量クラス

ビジネス向け2-in-1コンバーチブル比較
メーカー日本HPLenovoDELL
製品名HP Elite DragonflyYoga C940XPS 13 2in1プラチナ
CPUCore i5 8265UCore i5 1035G4Core i3 1005G1
GPUIntel UHD620Intel UHDIntel UHD
メモリ8GB8GB8GB
SSD128GB256GB256GB
重量999g1.35kg1.33kg
サイズ304.3×197.5×16.1mm320×215.6×14.2mm296×207×13mm

ビジネス市場で猛威を振るうLenovo,HP Dell3メーカーですが、それぞれ特色があって面白い構成です。例えば、HP Elite Dragonflyは圧倒的な軽さをもっているけれど、CPUは第8世代。

Lenovoは 最新の第10世代CPUを搭載し、パフォーマンスをあげているけれど、ディスプレイサイズに14型を採用し本体が重くなっています。

DellはCore i3を搭載し低価格化しており、バランスがいいように見えます。

ビジネスシーンで”何を重視するか“で選択するノートPCが変わってきそうです。

メイドインジャパンで安心

製品クオリティに定評のある日本HPですが、法人向けモデルではMade in TOKYOと称し、日本国内の向上で組み立てを行っています。

空輸、船便による輸送時の衝撃をさけ、日本国内で組み立てを行うことで初期不良率を下げられます。

なお、HP Elite Dragonfly東京生産モデルではLTEおよびHP Sure Viewは選択できません。

MIL810G準拠の高い耐久性

そのうえで、HPのビジネス用のノートPCは米国軍事規格MIL810規格に準拠したテストにクリアしています。

落下、衝撃、振動、などさまざまなストレステストに合格しており、年々故障率は低下しているとのことです。

デザインだけでなく、耐久性にも力を入れているわけです。

HP プライバシーカメラ

物理的にカメラのレンズをふさげます。コンシューマー向けのHP ENVYシリーズではこの機能が大好評で、フロントカメラが気になるというユーザーの要望に応えた機能です。

検証機のスペック

HP Elite Dragonflyスペック
製品名HP Elite Dragonfly Notebook PC
ディスプレイ13.3型フルHD(1920×1080ドット)IPS/タッチ対応
CPUCore i5 8265U
メモリ16GB(※)
SSD512(NVMe)GB
通信機能インテル® Wi-Fi 6 AX200 a/b/g/n/ac/ax (アンテナ数:送信2 、受信2 )(Wi-Fi 準拠、CCX 準拠)+ Bluetooth5
連続駆動時間約16.5時間
サイズ304.3×197.5×16.1mm
重量約1.1kg
保証1 年間引き取り修理サービスパーツ保証/ 電話サポート

法人向けモデルとして販売されるため、有償の延長保証が5年まで選択可能です。

標準保証も1年間の引き取り修理サービスが付帯するほか、HP Eliteシリーズはプレミアムサポートとして、1年間無償で電話サポートを受けられます。技術的な相談窓口を設けてくれているので、たらいまわしや電話がつながらないなど、PC購入時の不安を解消してくれますよ。

個人向けのモデルよりも価格が高価なのは、PC本体のクオリティ以外にこうした理由があります。

外観・デザインについて

HP Elite Dragonflyはドラゴンフライブルーカラーを採用。ドラゴンフライブルーは深みののある青で、清潔感があり知的さを連想させます。

ヒンジ部も同様です。ヒンジ部のオーナメントはアクセサリーのような色合いを演出するシルバーの組合せ。

コレが美しくかっこいい。ビジネスパーソンに最適なカラーだと思います。

排熱設計

底面にはゴム足、およびPC本体の下から吸気するための穴が開いています。

キーボード側の奥側に排気口が目立たないよう、そっと配置されています。通常、人からはこの排気口が見えないよう目だない設計です。

てっぺんからつまさきまで、ドラゴンフライブルーを堪能できる高級感あふれるビジネスノートPCだと感じました。

重量・サイズ感

HP Elite Dragonflyの重量
本体のみ1.1kg
本体+AC1.404kg

 

液晶モニターについて

タッチ対応のグレアタイプのパネルなので反射が目立ちますが、光沢感があるため、プレゼン資料の写真などは鮮明に見せることができるかもしれませんね。

ぱっと見た印象で綺麗な液晶モニターだと思いました。

画面占有率は86%で特にサイドのフチが従来のノートPCよりも大幅に削り取られているのが印象的でした。

色域・トーンカーブ

キャリブレーションツールによる「i1 Display Pro」にてモニターのRGBトーンカーブ、色域を計測しました。

トーンカーブは非常にきれいな一本の線になっていました。高品質なパネルが採用されているのだと思います。

HP Elite Dragonflyの色域
sRGBカバー率97.5%
AdobeRGBカバー率72.5%

HP Elite Dragonflyに採用されているパネルはウェブコンテンツの制作の基準となるsRGBカバー率が97.5%と広い色域を持つパネルが採用されていました。

ウェブデザインを行う方や写真のレタッチ、画像補正に最適なディスプレイです。色表示が正確なのでやはり出先でクライアントに営業するときにも役立つと思います。

キーボード・タッチパッド

日本人になじみのあるJISキーボードで自然なキー配列が特徴です。キーボード両端には幾何学模様のスピーカーが設置されています。音質は普通ですが、デザインがいい。

キーはかすかにクリック感を感じる、ストロークの浅いタイプを採用しており、軽いタッチでサクサクと打鍵できます。

打鍵時の音も小さめでパチパチと静かに打てます。本体の剛性がマグネシウムだからか、強めに押してもたわみはなく、安定感があります。

全体的にコンパクトでありながら、それを感じさせない程度のキーボードで非常に打ちやすいと感じました。

タッチパッドは浅めですが、押している感じがはっきりとわかりますし、13.3型にしては大きめのタッチパッドなので操作性は高いと思います。

折り返した時に、HP Elite Dragonflyの素晴らしさがわかるのか、キーボード側全体で無駄なく。配置されたキーや、スピーカー、タッチパッドが見ていてとても気持ちがいいのです。

ハードウェア性能はそこまで高くないのですが、持ち運びたくなるビジネスノートPCだと思いますね。

インターフェースについて

左側

  • USB-3.1

右側

  • USB-C(Thunderbolt 3)×2
  • オーディオコンボジャック
  • HDMI

充電は65WのACアダプタが付属します。

本体充電に使われるACは65W出力のモノでした。USB-Cで充電を行うタイプなので、高出力のUSB-Cに対応した充電器を利用すれば、持運びする際の荷物を少し軽くできますね。(メーカー純正以外のものを使うとメーカー保証の対象外となる恐れがあるため注意しましょう。)

Thunderbolt 3は映像出力、データ転送を一つでこなせる万能なポートで2機搭載されているのでビジネスーンでは役立つと思います。個人的にはこの薄さでフルサイズHDMIポートを採用しているのも高評価。

性能の検証

Cinebench R20

Cinebench R20の総合スコア
Core i7 9750H
2643pts
Ryzen 7 3750H
1767pts
Core i7 1065G7(Surface Pro 7)
1690pts
Core i7 8565U
1640pts
Core i5 1035G7
1547pts
Core i5 8265U
1234pts
Core i3 10110U
948pts
Core i5 8265U(レビュー機で計測)
929pts
Celeron 4205U
254pts

Cinebench R20のマルチスコアは929ptsでした。13.3型のモバイルノートPCですのでスコアは控えめですが、事務作業やOfficeソフトの使用は問題なくできる水準です。

PCMARK 10

PCMARK 10はウェブのブラウジングや、ビデオ通話、画像編集など総合的にタスクを与えPC側に処理させるベンチマークソフトウェアです。

画像補正なども行える水準ですが、高画素カメラで撮影した写真など重たいデータを扱う場合はもたつきを感じる可能性があります。

Microsoftofficeなどのソフトは快適に動作すると思います。

ファイナルファンタジー14

ファイナルファンタジー14は比較的軽いゲームですが、フルHD解像度では動作困難です。

連続動作時間

HP Elite Dragonflyのバッテリー連続動作時間
JEITA2.015.2時間/21.7時間
PCMARK85時間9分

連続動作時間は2セル/4セルで変わります。

検証機でPCMARK8のHomeにて測定した結果5時間9分でした。PCMARK8はバッテリーの消耗が激しいテストなので実駆動では8-10時間程度は持つと思われます。

Windowsのバッテリー節約機能が優秀なので、持運びでフルで1日は使えると思います。またモバイルバッテリーによる充電にも対応していますので、1つ大きなモバイルバッテリーを用意しておくと安心感がありますね。

SSDの読込速度

SKhynixのSSDが採用されていました。NVMe接続のSSDとしてはまずますの読込速度です。モバイルノートPCとしては十分な速度でしょう。

PCの動作音・表面温度について

ファンの動作音

HP Elite Dragonflyファンの動作音
ピーク時39.4db

ファイナルファンタジー14実行時のファンの動作音を測定しました。

結果として非常に静かでした。高負荷をかけてもモバイルノートPCと同様の動作音なのでほとんど不快感はありませんでした。その分パフォーマンスがそがれていますが、ビジネスユースに最適化されているということだと思います。

PCの表面温度/内部温度

ファイナルファンタジー14を1時間実行したときのキーボード側で最も熱くなった箇所が40.8℃程度でした。

通常使用ではここまで温度は上がらないと思いますし、安心して使えるノートPCです。

同時に、FF14実行時の内部のCPUの温度、クロック周波数のログデータをまとめたのが上記グラフです。CPU温度が上がりすぎないように、パフォーマンスをコントロールしているのかもしれません。

HP Elite Dragonflyの評価とまとめ

良かった点

  • 持運びたくなる洗練されたデザイン
  • ユーザーに配慮したPC設計
  • 高品質な液晶パネルを採用
  • わずか1kg程度の軽量ボディ
  • 耐久性も高い

気になった点

  • オンボードメモリ
  • 価格が高い

外回りの営業職おすすめしたいビジネスモバイルノートPCの決定版

HP Elite Dragonflyはビジネスパーソンが持ち歩くために最適化されたノートPCで、オフィスカジュアルなスーツ、フォーマルなビジネススーツどちらにも合う、ドラゴンフライブルーカラーが特におすすめなポイント。

最大パフォーマンスは昨今のモバイルノートPCに劣るものの、クライアントにプレゼンする際に「おっ!できる人そう」と思わせられるほど洗練されたノートPCで、一線級のビジネスパーソンに特化したモバイルノートPCなので、価格は高いですが、その効用は絶大です。

HP Elite Dragonflyの詳細は日本HP公式ページで確認いただけます。

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