レノボのLegionブランドから発売されるノートPC「Legion 750i」は高品質高性能を売りにしたハイクオリティなゲーミングノートPCです。

昨今では価格重視のモデルが国内でも多いため、コストパフォーマンスは微妙ですが、スタイリッシュなデザインと色正確性が担保された液晶パネルがこの製品の強みです。

メーカーより検証機をお借りしたので検証結果およびおすすめポイントをまとめます。

スペック

今回検証機としてお借りしたモデルは、RTX2070Superを搭載した高性能マシンです。

Legion 750i
モニター
  • 15.6型(1920×1080ドット)
CPU
  • Core i7-10750H
dGPU
  • RTX2070Super
メモリ
  • 16GB(8GB×2)
  • メモリスロット数は2
SSD
  • 1TB (NVMe)
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅359mm×奥行き259mm×高さ19.9mm
バッテリー持続時間約9時間
無線通信規格Wi-Fi6/Bluetooth V5対応
充電タイプDCジャック
重量約2.25kg
保証1年間保証・引き取り修理

インターフェース規格など仕様詳細はレノボ製品ページの直販モデル仕様書から閲覧可能です。

スペック一覧

Legion 750iはメモリとグラフィックボードでグレードを分けています。ノートPCなのでGPUの実行性能にデスクトップほど差がなく、コストパフォーマンスを追求するユーザーは素直にRTX2060モデルを購入し、自分でメモリを増設するという選択肢もありです。(メーカー保証がなくなる恐れがあるため注意してください。)

Legion 750iのおすすめポイントは、どのグレードを選んでもsRGB100%でVESAHDR400認証のディスプレイが搭載されていることでしょうね。

動画で紹介していますので是非参考にしてください。

Legion 750i

価格 17万円~

公式サイトで確認

なお、価格や仕様は記事執筆時のもので変更となる恐れがあります。必ず公式ページで確認をお願いします。

デザインが使い勝手について

Legion 750iは15.6型のノートPCで、ディスプレイベゼルの幅が非常に狭く、その厚さを見なければゲーミングノートPCとは思えないほどスタイリッシュです。

天板

レノボはLegionシリーズをゲーミングPCブランドとしてかなり意識しているのか、他メーカーと違い、中央にメーカーロゴが配置されていないのがポイントです。

750iはフラットなアルミのパネルの端に「Lenovo」と刻印されているのみで、非常にシンプル。

外観の派手さはRGBのライティングで表現するよう意識された作りです。排気部にもLEDが仕込まれており、暗い部屋で映えるつくりです。

底面

底面はゴム足も含め黒一色でまとめられており、ネジはもちろん、排気穴からも内部構造はみえないように設計されています。

LEDの装飾や派手なアイコンを売りにするゲーミングノートは多いなか、細かい部分までこだわって作られたデザイン性を重視する珍しいゲーミングノートPCです。

キーボード・タッチパッド

キーボードは英字配列を日本語に切り替えた外資系メーカー独特の配列ですが、幅広のボディをいっぱい使ったフルサイズスケールのテンキー付きのキーボードなので、多少のキーの不自然さは全く気になりません。

打鍵感はレノボideapadシリーズの上位グレードのモデルに用いられるタイプに近いです。クリック感はありませんが、キーのストロークが深めですので、事務作業などに最適です。

一方、強めに押し込むとたわみを感じるため、シューター系ゲームやMMORPGなどの用途で購入される場合は、専用のゲーミングキーボードを購入したほうがいいと思います。

タッチパッドについては、深すぎず浅すぎずといった感じで、こちらも専用のマウスを用意することをおすすめします。

キーボードのライティング

本体下側に接地されたライトバーもとても印象的で、本体デザインはシンプルですがしっかりと色どりしてくれるのでかっこいい。

コルセアソフトiCUE対応

キーボードのライティングは文字の印字されている箇所を下から色を付ける感じです。PCパーツメーカーコルセアのソフトウェアで単色を光らせることもできますし、コルセア製品で同期させることも可能なようです。個人的にLegionに搭載されているライティングエフェクトは落ち着いた感じがあって好き。

モニターについて

Legion750iはリフレッシュレート240hzかつsRGB100%をカバーするIPSパネルのモニターが搭載されています。ゲーミングPCに搭載されているモニターとしてはおそらく最高クラスの性能です。

色域・トーンカーブ

青、緑が強く、ゲーム用にチューンされたモニターなのだと思います。採用パネルはBenQ子会社のAUO製でした。非常に信頼性の高いモニターを採用しています。

メーカーが提示する公称値通り、sRGBカバー率は99.7%でした。誤差1%以下で製品提供できるのはやはりAUOパネルを使っているからでしょう。

Legion 750iに採用されるパネルはゲームのプレイやエンターテイメント向きのモニターです。

AUO社のパネルはBenQのゲーミングモニターにも採用されますが、上位グレードのモニターと同じようなトーンカーブを描いていることから、クリエイター<エンタメ といった感じで、コンテンツ制作というよりは、映像視聴やゲームのプレイに最適化されたモニターだと思います。もちろん標準的なパネルよりも高精細なのでウェブコンテンツを制作する程度ならこれでも必要にして十分だと思います。

インターフェース

Legion 750iのインターフェースは側面と奥側に搭載されています。

奥側

  • HDMI
  • USB-A
  • 有線LAN
  • USB-A
  • 電源
  • ケンジントンロック

右側

  • USB-A

左側

  • USB-C(Thunderbolt 3)DP出力対応
  • USB-C(3.0)DP出力対応
  • オーディオコンボジャック

ゲーミングノートPCながらUSBはType-C含め5つと拡張性が高い。搭載ポートもThunderbolt 3を一つ搭載しているのは非常に豪華。

HDMI1系統だと不安になるかもしれませんが、実は搭載USB-C2系統ともディスプレイの映像出力に対応しています。

重量

重量はACアダプターまで含めると3.0kgほど。230W出力の大容量電源なので致し方ないですが、持ち運び用というよりは据え置くためのゲーミングノートPCです。

設置スペースが少ない人はデスクトップじゃなくてこれを選んでもいいと思う。

性能について

Legion 750iは2020年下期において、ノートPCのなかではハイエンドクラスのパーツが搭載されています。しっかりとそのパフォーマンスを発揮できるのか検証していきます。

パソコンのパフォーマンスを管理するサーマルモード設定「パフォーマンス・モード」にて計測

Cinebench R20

 

Cinebench R20の総合スコア

Core i9 10980HK
4132pts
Ryzen 9 4900HS
4040pts 
Ryzen 5 4600H
3143pts
Core i7 10750H(他社機)
2926pts
Core i7 10750H レビュー機
2920pts
m-Book K700 Core i7 9750H
2643pts
Ryzen 7 4700U
2437pts
HP ENVY x360 15Ryzen 5 4500U
2270pts
Core i7 1165G7(最大PF)
2029pts
Core i5 10300H
1941pts
Core i7 1165G7(通常時)
1733pts
Core i5 1135G7(Inspiron 14 5000)
1711pts
ThinkPad E14 Gen 2(AMD)
1604pts
Prestige 15 Core i7 10710U
1587pts
mouse X5 (Core i7 10510UI)
1534pts
ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U)
1333pts
ThinkPad X390(Core i7 8565U)
1245pts

CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、2920ptsでした。マルチスレッド性能はRyzen 5 4600Hに及ばないもののゲーム性能ではRyzenが次の世代になるまではノートPCはインテルが有利です。

3DMark TimeSpy

FutreMarkが提供する3DMarkはCPUやGPUの性能テストに使われるベンチマークソフトウェアです。最新のゲームタイトルに適応したソフトなので、ベンチマークを使ってゲームタイトルのフレームレートを算出できる機能が付きました。

3DMarkによるフルHD時のフレームレート
Battlefield5
100+fps
フォートナイト
145+fps
ApexLegends
135+fps

このデータが実際にどの程度債があるのかフォートナイトで実測してみました。

フォートナイト

フォートナイトは、実際にソロでプレイを5分程度行い、その平均フレームレートを計測しました。(スカイダイブ時も計測しています。)プレイ内容を完全再現できないのであくまで参考程度の指標としてとらえてください。

画質はプリセットの「最高画質」「高画質」「中画質」を選択しました。

フォートナイトシーズン2の平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
エピック(最高画質)
119ps
高画質
158fps
中画質
239fps

人気ゲームタイトル『Fortniteフォートナイト』は最高画質で119fpsでした。最高画質でも十分にプレイ可能ですが、搭載されている240hzのモニター性能を活かすのであれば中画質程度まで下げると安定します。

外付けのゲーミングモニターを利用する場合中画質まで落とせば240hzのモニターも十分に使えるレベルでしょう。

シューター系のフォートナイトでは最高画質設定で120~140fpsが実際にプレイした際のフレームだったので、やはり上記のベンチマーク結果では多少の誤差があるみたいです。±20fps程度と考えておくとよいでしょう。

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダーのベンチマーク機能を使って、最高画質、高画質、中画質のプリセットを計測。

選択画質は「最高画質」「高画質」「中画質」です。

のMHWの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
最高画質
103fps

重量級ゲームタイトルのシャドウオブザトゥームレイダーでは最高画質でも81ps以上で描画可能です。

ゲーム性能まとめ

Legion 750iのゲーム性能は人気バトルロイヤルゲームなら中画質で平均240hzで動作させることができるほどの性能です。重量級のゲームタイトルでもフルHDの解像度なら余裕でサクサク動きます。

画質調整を行えば、配信しながらゲームのプレイもできるでしょう。

ファンの動作音やPCの温度について

ファンの動作音

Legion 750iのファンの動作音
ピーク時約55db
アイドル時約40db

ピーク時は55db程度の音が鳴ります。個人的には非常に大きな音だと思います。ヘッドセットを付ければほとんど気にならないと思いますが、直に聞いていると不快な感じです。

これはサーマル設定がパフォーマンスになっているからだと思われます。静音設定にすればパフォーマンスを制限して、ファンの回転数も落ち静かになります。

PCの表面温度について

ピーク時の表面温度は40度程度です。排熱設計により、ゲームで使用される「W」「A」「S」「D」個所は熱くならないよう設計されています。

とはいえ、一般的なPCからすると高温なのでゲームをプレイしている際などは注意が必要かもしれません。

価格とコストパフォーマンスについて

現状RTX2060を搭載しているノートPCが値崩れしていることからLegion 750iの最安値モデルの値段が高いように思います。

とはいえLegion 750iの強みはAUO製パネルの240hzのリフレッシュレートとHDR400に対応した高品質なパネルを搭載し、スタイリッシュでありながらも細かいデザインまでこだわった設計が強みなので、コスパではなく品質で選ぶべき製品だと思います。実際パネルだけでも相当高いと思う。

Legion 750iの評価とまとめ

良い点

  • ゲーミングブランドLegionとして隅々まで凝った設計
  • 測定誤差1%以下の高品質なパネルを搭載
  • ゲーマーのための冷却設計

気になる点

  • RTX2060搭載機の価格が他社と比較して高め
  • ファンの音が大きめ

品質の高いゲーミングノートPCが欲しい人におすすめ

Legion 750iは上位モデルにRTX2080Superも選択可能なハイエンドゲーミングノートPCです。デザインや使われている部品が高価なのでパソコンそのものの金額も高くなってしまいます。

「レノボは安い」というイメージで検討すると手が伸びづらい機種かもしれませんが、ゲーミングノートPCとして販売されている中で、トップを争うPCだと思うのである程度はしょうがないのかもしれない。

高品質でスタイリッシュなゲーミングノートPCが欲しい方におすすめしたい一台です。

Legion 750i

価格 17万円~

公式サイトで確認

なお、価格や仕様は記事執筆時のもので変更となる恐れがあります。必ず公式ページで確認をお願いします。

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