デル・テクノロジーズ株式会社が販売するビジネス向けコンパクトデスクトップ「Inspiron コンパクトデスクトップ」は筐体サイズの小さなPCで、拡張性は低いながらもスモールオフィスで利用するのに最適なコンパクトデスクトップPCだ。

メーカーより検証機を借りられたので使い勝手をレビューしていく。

スペック

検証機は6コア12スレッドのCore i5 11400/GTX1650SUPERを搭載したモデル

Inspiron コンパクトデスクトップ(3891)プレミアムスペック
OSWindows 10 Home (64bit)
CPUIntel Core i5 11400
GPUNVIDIA GeForde GTX1650SUPER
メモリ16GB
SSD256GB
HDD1TB
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
無線LANインテル Wi-Fi 6
電源360W
保証1年保証(引き取り修理)

※キーボード・マウス付属

デル製のPCは構成多数かつ、時期によっては専用GPU有無が異なる可能性があるため公式ページでかならず確認をお願いします。

Inspironコンパクトデスクトップ(3891)

公式サイトでみる

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

特徴

大手外資系メーカーならではの低価格が魅力

価格が安いメーカー元祖のデルはビジネスユースでの利用を見据えたコンパクトデスクトップを6万円台中盤から販売している。また構成やセールによっては5万円台で購入できる点が非常に魅力だ。

一昔前のPentiumを搭載したモデルではなく、第11世代Core i5プロセッサを搭載してこの価格なのでノートPCを検討している人も、一度、デスクトップPCを検討してほしいくらいには安く手に取りやすい金額だ。

利用用途はMicrosoftOfficeなどの利用用途やビデオ会議、画像編集などに対応可能なスペック。

机上に設置しやすい省スペースデスクトップPC

Inspironコンパクトデスクトップは高さ324.3mm×奥行き293mm×高さ154mmでデスクトップPCのなかではコンパクトな筐体を採用。昨今ではこれよりもさらに小さい筐体を採用するものも珍しくはないが、一般的なビジネス用PCのサイズに収まっている点も魅力の一つ。

このサイズはビジネスデスクの上に置くのに最適。写真では900mm×900mmの机の上に設置した形だが、かなりすんなり収まった。

机の設置スペースを気にしてノートPCを検討されている人はInspironコンパクトデスクトップのようなPCを検討してみるのもよいだろう。

拡張性を持たせたインターフェースが魅力

Inspironコンパクトデスクトップは前面にDVDスーパーマルチドライブやSDカードスロット、USB-Cなどさまざまなインターフェースが搭載されている。まさにビジネス用にうってつけで、従来のデータを読み込むのに必要なものがそろっているといった印象だ。

最新のノートPCやデスクトップPCではSDカードスロットや光学ドライブを省いたものが多く、あとから買い足す必要も出てくるが、Inspironコンパクトデスクトップであればその心配はない。

また、内部にM.2の無線LANカードを搭載しているため有線LANで接続する必要がない点も魅力だ。

仕事用に1台PCを検討している個人、法人双方におすすめのデスクトップPCだ。

Inspironコンパクトデスクトップ(3891)

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価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

デザイン・使い勝手について

※モニターは別売り

隣に映るデルS2722QCは27型の4Kモニターだが、Inspironコンパクトデスクトップの小ささがよくわかる。机の上においても邪魔にならないサイズ感でデザインもシンプルなので部屋の景観もそこなわないだろう。

フロントIOに

  • DVDスーパーマルチドライブ
  • SDカードスロット
  • USB-A×3
  • USB-C

PCの最上部にDVDスーパーマルチドライブを搭載しているため、頻繁にDVDのデータを読み込む人はPCを机の下に設置して使うほうが利便性が高いかもしれない。デザイン的に光学ドライブが目立たない設計になっているのはスマートだ。

また、SDカードスロットもフロント側にあるため、法人で「現場写真」を多く取り込むといった場合重宝するだろう。

側面からの写真。

標準的なデスクトップPCなのでフラットデザイン。

背面IO

  • オーディオジャック
  • HDMI
  • VGA
  • USB-A×4
  • 有線LAN

またGPU部(DVI,HDMI,DP)および追加のRS232については、購入構成によって変更される可能性があるため注意。

付属のキーボード、マウス

付属のキーボード・マウスはメーカー製のものだが、これは別途購入したほうが良いだろう。

キーボードのうち心地はふにゃふにゃ、マウスはぺちぺちといった感じで「最低限使えればいい」人向け。

PC内部について

ケース内部の長さは27cmほどで拡張性は低い。

HDDはケースの前面側に設置、上にあるのがDVDスーパーマルチドライブ。

内蔵の電源は360W。上位のGPUを搭載するのは厳しそうだ。

GTX1650SUPERはメーカー独自のものと思われる。

性能について

Cinebench R23

Cinebench R23はCPUのパフォーマンスのみでコンピューターグラフィックを生成し、CPUの性能を測定するベンチマークソフト。点数が高ければ高いほど高性能とされているが、実際のソフトウェアを動作させた際の実性能と差が開く可能性があるが結果下記の通り

 

Cinebench R23の総合スコア

Core i7 11800H
14111pts
Ryzen 9 5900HX
13306pts
Ryzen 7 5800H
12651pts
Ryzen 9 5900HS
12058pts
Ryzen 5 4650GE
8252pts
M1
7372pts
Core i5 11400(レビュー機)
7338pts
Core i7 11370H
7135pts 
Ryzen 5 5500U
6727pts
Core i7 1165G7
6594pts 
Core i7 1165G7
4503pts
Ryzen 5 4500U
4463pts
Core i5 1135G7
4223pts

最新のCinebench R23(Minimum Test Duration OFF)ではマルチスレッド性能が7338pts。

一般的なCore i5 11400よりスコアは低いがシングルスレッド性能が高いためクリエイティブワークにも対応できる性能。

PCMark 10

FutureMarkが提供するPCMARK 10は、MicrosoftOfficeのWord、Excelに類する互換ソフトウェアや、ビデオ通話会議ソフト、画像編集ソフトのバッジファイルを実際に動作させ、どの程度の快適性があるかをスコア化。提供元はおおむね4000点以上あれば快適としている。

結果は総合スコアが5921でMicrosoftOffice互換ソフトやビデオ会議ソフト、動画編集まで快適水準だった。

3DMark Timespy

また、3DMark Time Spyのグラフィックススコア、総合スコアを見る限り、やはりパフォーマンスは通常のデスクトップPCよりも抑えられているようだった。

筆者が持っているXPS 15と同程度のスコア。

Inspironコンパクトデスクトップは専用GPU搭載モデルであれば15万円以上のクリエイターノートPCと同等クラスの性能があるため、コストパフォーマンスを求めるならあり。

SSDの読書速度

搭載SSDはSolid State Storage Technology CorporationのM.2SSD。読み書き速度は高速で一般的な作業では必要にして十分。大容量データの読み書きでは読込、書込みともに大幅に速度がダウンした。ショートタイプであるため積載NANDフラッシュの性能が高くないかもしれない。

HDDの読書速度

搭載HDDは東芝製のモノ、3.5インチの標準的な内蔵HDDで読み込み速度、書込み速度ともにSSDよりも遅い。

SSDを普段から利用している筆者としては体感的にかなり遅く感じる。検討している人はできれば大容量SSD搭載モデルを選択してほしい。

ファンの動作音

ファンの動作音はほとんどなく、非常に静か。そもそもCPUのパフォーマンスを最大まで発揮するような設計ではないため騒音は気にする必要がない。

Inspironコンパクトデスクトップ(3891)プレミアムの評価とまとめ

良い点

  • 拡張性の高いインターフェースを搭載でビジネス用PCに最適
  • 無線LAN標準搭載
  • 専用GPU搭載モデルは最新のクリエイターノートPCと同等クラスの性能がありコストパフォーマンスが高い
  • MicrosoftOfficeの利用からテレワーク用のタスクをこなすのにちょうどよい性能
  • コンパクトで机の上においても邪魔にならない
  • 価格が安い

気になる点

  • パフォーマンスは標準的なデスクトップPCよりも控えめ
  • SSDの性能が高くなく、クリエイティブワーク専用にするには少し心もとない。

コストパフォーマンス重視のデスクトップPC

Inspironコンパクトデスクトップ(3891)プレミアムは内蔵無線LANや、PC前面に搭載されている各種インターフェースの利便性が高く、一般的なミドルタワーデスクトップPCと同程度の拡張性の高さが魅力だ。

最大パフォーマンスや内部パーツの増設が限定的であることが少し気になるが、仕事用で使う分には申し分ない。

予算10万円以下の価格のPC検討されているユーザーにとっては重宝するだろう。また、高性能なクリエイターノートPCを検討しているが予算が足りないという方は、Inspironコンパクトデスクトップ+モニターで手ごろな価格に抑えてしまうのも有だと思う。

Inspironコンパクトデスクトップ(3891)

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価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

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