ホームマウスコンピューターmousemouse X5-Bレビュー Ryzen搭載で安い!静か、持運びにもおすすめできる15.6型ノートPC

mouse X5-Bレビュー Ryzen搭載で安い!静か、持運びにもおすすめできる15.6型ノートPC

マウスコンピューターがmouseブランドでリリースしたmouse X5-BはRyzen 5 3500Uを搭載した15.6型のノートPCです。

重量が1.3kgほどで携帯性の高いスタンダードノートPCをメーカーからお借りしたので検証結果と感想をお伝えいたします。

mouse X5-Bの特徴

動画で見る

YouTubeでこのPCを解説していますので是非参考にしてください。

15.6型なのに1.3kgの軽量ボディ

mouse X5-B最大の特徴は15.6型モデルとしては軽いこと。重量は1.386kgでした。

一般的な15.6型は1.5kg以上で持ち運びには向きませんが、mouse X5-Bはマグネシウム合金を採用しているため、軽くできるのです。

Ryzen 5 3500U搭載だから安い

インテルではなくAMD(エー・エム・ディー)社のCPU 「Ryzen」を搭載することで価格を下げています。

Office作業、簡単な写真編集なら快適

PCMARK 10はパソコンの処理能力を評価するベンチマークソフトウェアです。

スプレッドシートスコア、つまり、エクセルなどの表計算ソフトは5000ポイント越え、快適の基準は概ね3000点程度だと考えているので、mouse X5-Bなら、Officeソフトの利用は快適といえそうです。

また、ウェブの閲覧や、ビデオ通話も苦も無くこなせる性能です。

価格は10万円以下

AMD社のCPUはインテル製に比べて、若干性能が低く、主に動画編集などコンテンツクリエイト専門で購入するのであれば、パフォーマンスの低さが目立ちますが、Officeの利用や写真編集であれば、この性能でも問題はないと思います。

メモリは最大16GBまで増設可能で、SSDは1TBまで増設可能です。Samsung製は高速ですが、一般的な利用であれば、増設するにしても「1TB NVM Express SSD」で問題ないと思います。

セールでお得に購入可能

マウスコンピューターは公式サイトにて、PCのセールに力を入れています

セール対象製品になったものをベースとしてカスタマイズして購入してもよいですし、そのまま購入しても、問題のない構成で販売されるため、初心者の方で選び方がわからない方はセール対象製品の中から選んでみるのもよいかもしれません。

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m-Book X5 Bの性能

スペック

機種mouse X5-B
モニター15.6インチフルHD(1920×1080ドット)
CPURyzen 5 3500U
メモリ8GB
SSD256GB
通信機能インテル® Wireless-AC 9260 (最大1.73Gbps/ 802.11ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5
価格89,800円
サイズ356×233×17.9mm
重量約1.40kg
保証365日電話サポート付き保証

 

マウスコンピューターには14型のm-Book X400Bがラインアップとして存在しています。レビュー記事も記載していますので、小型モデルのほうが気になるという方は是非参考にしてください。

Photoshop(フォトショップ)

AdobeのPhotoshopはクリエイターだけでなく、写真のレタッチやイラスト制作などにも利用されます。

Puget System社のPhotoshop用のベンチマークソフトを利用し、他社のノートPCと比較します。

mouse X5-BのPhotoshopの快適性
機種mouse X5-BZenBook 14 UX534FT-A9012
CPURyzen 5 3500UCore i7 8565U
GPURadeon Vega 8GTX1650
メモリ8GB16GB
総合スコア360/1000655/1000
一般処理スコア27.552.7
フィルタースコア37.472.1
GPUスコア37.860.9
Photomerge(写真結合)スコア50.478.1

フォトショップのテストでは、画像結合やレンズフィルターなど、特に重たい作業にかかった時間を計測して点数化しています。

目視で確認しましたが、かなりもっさりしていました。本格的な画像編集を行うのであればインテルCPUを搭載したモデルのほうがいいかもしれません。

Adobe lightroom Classic CCによるRAW現像

RAWデータの加工が可能なAdobe lightroom Classic CCにて書き出しを終えるまでの時間を計測しました。条件は下記のとおりです。

Adobe lightroomClassic CCにて、Adobe Lightroom Classicにて、α7Ⅱで撮影したRAWファイル(1枚あたり24Mb)を100枚JPEGに書き出しするスピードを計測したところ6分9秒でした。

  • 画像形式JPEG
  • カラースペースsRGB
  • 画質60
  • メタ情報『すべてのメタデータ』人物情報の削除、場所情報を削除
100枚の現像にかかった時間
Core i7 8565U+メモリ16GB2分17秒
Ryzen 5 3500U+メモリ8GB6分9秒

RAW現像はCPUパフォーマンスとメモリの量がダイレクトに影響する作業です。

できないことはありませんが、やはりインテルCPU搭載モデルと比較すると明らかに遅いです。

m-Book X5-Bの性能まとめ

Photoshopやlightroomによる画像・写真の編集はRyzen CPUの苦手とするところ(というかソフトウェアの問題)なので、これらの作業をメインに購入を考えている方は、インテル製のCPUを搭載したモデルがいいと思います。

一方で特徴で紹介した通り、ウェブの閲覧や、Microsoftofficeなどを利用する場合特に不満を感じることなく動作していました。

家で使うスタンダードなノートPCとして考えれば、オッケーだと思います。

デザイン・外観

パッションレッドが特徴的な天板です。光の当たり具合によってはもう少し落ち着いた色に見えますが、赤が強い。

室内で見ると上記のような色合いになります。ルージュレッドですね。

女性に好まれそうな色合いで、男性が持つにはやや派手な印象です。

背面奥側に排気口があります。マグネシウム合金の質感のさがうかがえます。

底面部は外側にかけて、削られており、排熱効率をあげています。

マウスコンピューターの14型のm-Book X400との比較写真です。15.6型のディスプレイは一回り大きく見やすいと思います。

重量は実測値で1.3kgほどです。15.6型としては非常に軽く、物によっては13型でも1.4kgを超えるPCもあるので、15.6型で、持運びを検討されている方はmouse X5はおすすめです。

画面・モニターの見え方

マウスコンピューターではパネル非公開ですが、BOE CQ_ NV156FHM_N61_というパネルが採用されていました。300cdの輝度を持つ一般的なノートPC用のパネルです。

色域・トーンカーブ

mouse X5-Bの色域
sRGBカバー率89.5%

以外にも?液晶パネルの色域は広めでした。

ウェブコンテンツに適したsRGBの色域を90%程度カバーしているので、ウェブサイト用の写真などの編集はこのPCでもいいかもしれません。

キーボード・タッチパッド

テンキー非搭載のフルサイズスケールのキーボードです。

タッチパッドは独立ボタンを採用していませんが、すべりやクリック感がよく操作性は上々です。

文字の視認率は良いと思います。キーボードバックライトも搭載しています。

メーカー公称値では、キーストロークが1.8mmほどと記載がありました。が、実際に計測してみるとそれよりも若干浅いかな?という感じ。

しっかりとした打鍵感を得られるので、打ち味はいいと思います。

インターフェース

左側面

  • ケンジントンロック
  • LAN端子
  • USB 2.0
  • USB 3.0
  • イヤフォンジャック
  • microSDカードスロット

右側面

  • USB-C
  • USB 3.0
  • HDMI
  • DCジャック

14インチモデルには非搭載だったmicroSDカードが搭載されているため、写真の取り込みがしやすいです。

ベンチマーク結果

Cinebench R20

Cinebench R20の総合スコア
m-Book K700 Core i7 9750H
2643pts
DAIV NG4300 Core i7 8565U
1640pts
m-Book X400HS Core i7 8565U
1448pts
m-Book X400B Ryzen 5 3500U
1373pts
mouse X5-B Ryzen 5 3500U
1371pts

Ryzen 5 3500Uは、ベンチマークの結果だけみれば、Core i5と同等クラスの性能があるように見えますが、実性能は先ほど紹介した通りで、画像編集、動画編集などでインテルに負けます。

Officeソフトの利用や簡単な写真編集であれば問題ない性能だと思います。

ファイナルファンタジー14

ファイナルファンタジー14は比較的軽めのゲームですが、フルHDの解像度で快適に楽しむことはできません。

Radeon Vega8グラフィックスなので、さらに軽いブラウザゲームはプレイ可能だと思います。

バッテリーの連続駆動時間

PCMark8というベンチマークテストの「Work」を実行しました。連続して負荷をかけ続け、バッテリーの消費速度を検証するというものです。

結果的には6時間ほどでしたが、持ち運んでぶっ続けで6時間の間高負荷を続ける人はいないと思いますので、実使用では8-9時間ほどは動いてくれると思います。

SSD

KingstonのSSDが採用されていました。SATA接続のSSDとしては、やや遅いかなという印象。

とはいえ、PCをお買い換えの方でHDDよりは高速で読込が可能なので、OSの読込も早いです。

PC本体の温度・ファンの駆動音

ファイナルファンタジー14を起動しているとき、パソコンのファンが全開駆動時のPC本体の表面温度は35.8℃でした。

この温度なら作業し続けても問題ない水準です。

同じくファイナルファンタジー14実行時、ファンの回転する音の大きさを計測したところ、40db(デシベル)程度でした。モバイルノートPCとしては非常に静かな水準で、ストレスなくPCを利用したい方におすすめ。

FF14実行時の音の大きさ
VAIO SX1244.0db
NEC Pro Mobile40.7db
mouse X5-B40.7db

また、この水準なら図書館やカフェなど静かな場所で利用したい場合にも最適です。

mouse X5-Bの評価とまとめ

駆動音が静かで、15.6型としては軽量という特徴があることから、持運びもでき、液晶モニターの大きいノートPCを検討されている方にお勧めです。

ただし、15.6型でRyzen搭載モデルは他社製のノートPCで安い価格のモデルがあるため、その点においては見劣りする可能性があります。

Ryzen CPUは一般的な使い方に適したノートPCですので、家用や進学の際に新しく購入するノートPCとしてお勧めできるモデルです。

セールでお得に購入可能

マウスコンピューターは公式サイトにて、PCのセールに力を入れています。mouse SLシリーズはセール対象になることも多く、ほかのシリーズよりもお得に買える可能性が高いです。

セール対象製品になったものをベースとしてカスタマイズして購入してもよいですし、そのまま購入しても、問題のない構成で販売されるため、初心者の方で選び方がわからない方はセール対象製品の中から選んでみるのもよいかもしれません。

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うっしー
うっしーhttps://usshi-na-life.com
静岡県出身。2014年にブログ「うっしーならいふ」を開設。 元家電量販店スタッの経験を活かし、PCのわかりやすい製品紹介記事を多数執筆。 2017年に「ウチヤマチカラ/うっしーならいふ」チャンネルとしてYouTubeでの活動も開始し、2022年11月現在でチャンネル登録者数は2万人を越える。
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