家でMicrosoftOfficeを使った事務作業やウェブの閲覧に適したノートPCの選び方とおすすめ製品を解説します。
この記事の執筆者は累計300台以上PCをレビューしてきたウチヤマチカラです。
家庭用のノートPCの適切な予算設定
家庭用ノートPCでウェブサイトの閲覧やYouTubeの視聴、MicrosoftOfficeの利用を目的としている場合、予算は5万円程度~10万円程度で選ぶのをお勧めします。
価格の安いノートPCと高いノートPCの違い
ノートPCの価格差はPC本体の材質やキーボードの作りなどに変化が設けられています。
加工や部材のコストが製品価格に上乗せされているからです。
価格の安いノートPCはプラスチック素材が使われていることが多く、PC購入者の評価も低くなりがちです。
わかりやすい例を挙げます。レノボのIdeaPad 170シリーズです。
LenovoのIdeaPad 170シリーズは5万程度の低価格の製品で処理能力の高いCPUを搭載しています。
しかし、「モニターやキーボードがやすっぽい、メインで使うPCとしては厳しい」という意見が、レビュー動画に対しありました。
つまり、レノボなどの外資系メーカーで販売されている低価格のノートPCでもYouTubeの視聴やMicrosoftOfficeを使った事務作業はできるけれど、使っている人の満足度は低いということです。
一方、予算を少し引き上げて、7万円程度で購入できる製品は「コスパ最高、これくらいならよい」という意見が多く出てきます。
デルのInspiron 14 はPC本体に金属素材を使っている点や、PCの拡張性の高さ、性能の高さ、価格の安さを評価する人が非常に多い製品です。
モニターサイズの決め方
日本で人気のノートPCのサイズは15.6型です。作業性が高く、別途モニターを買わなくても仕事ができるというのが理由です。
特にビジネス現場で15.6型が使われてきた過去から15.6型が選ばれやすくなっています。
しかし、2024年現在の流行は14型と16型です。
メーカー努力でモニターのフチの部分を薄くし、PC本体のサイズはそのままに、モニター部分だけ大型化しているので16型が主流になりつつあります。
また、専用のモニターとPC間の接続が簡単になったため、家でも外でもどちらでも使いやすい14型のノートPCも選ばれやすくなりました。
持ち運びを頻繁に行うのであれば13型もよいのですが、ノートPCは小さくすればするほどコストがかかるので価格が高くなります。
家で使うだけなら16型、持ち運びも考えるなら14型、持ち運ぶ回数が多いなら13型というシンプルな考え方でいいと思います。
CPUやメモリの決め方
最新のものを買うとバッテリーの連続動作時間・性能そのものが高いです。
2024年で最新のCPUはインテルならCore Ultraプロセッサです
ただし、最新のテクノロジーの製品は価格が高いため、予算を重視するのであれば旧製品を選択すべきです。
AMDは業界の2番手で価格を下げてインテルに対抗するためCPUの価格が安いのが魅力です。
低価格でノートPCを購入したいときはAMD製のCPUを搭載しているノートPCを買うのが堅実です。
簡単に選ぶならAMD Ryzen 7000番台以降のCPUを搭載しているノートPC
AMDのRyzenプロセッサは省電力でそこそこのパフォーマンスが確保されています。
MicrosoftOfficeで事務作業を行う、ウェブのブラウジングを行う、YouTubeを見るといった簡単な作業であればRyzenn 7000番台を指標にPCを選ぶと性能で困ることはありません。
メモリの決め方
8GB以上を選択しましょう。僕のおすすめは16GBです。
Windows 11はPCを起動しているだけでメモリを6GB以上使います。
おすすめノートPC
14型ノートPC デル Inspiron 14 5435 5万円~7万円くらい
14型のノートPCの中でバッテリーの連続動作時間がトップクラスで、僕は2023年でコストパフォーマンスが最も高く評価しました。
それ以外のおすすめのノートPC
いずれも質の良い製品なので、他の製品も気になる方は上記動画も参考にしてください。
購入場所について
ノートPCの購入場所はメーカー直販サイトがおすすめです。
2024年の1月に家電量販店に行き調査しました。そして大手メーカーの直販サイトのほうが安いことがわかりました。
実際にどういう製品展開になっているか下記動画で解説しています。
保証について
宅内で使う場合は不要です。
ノートPCの故障確率は1年目が最も高いです。
1年目を乗り切ると、水濡れや落下などの偶発故障が主な要因となります。
偶発故障は自分で気を付ければなんとかなります。
一方、「自分はスマートフォンやPCをよく壊すな」と考えている人は、延長保証+水濡れ、落下などもケアしてくれる、アクシデントサポートまで保証をつけましょう。