【レビュー】HP ENVY 12 x2、打倒Surface Proのスタイリッシュ2in1タブレットPC

0
264

日本HPが発売するENVY 12×2といえば、ノートパソコンとしても使えるあるいはタブレットPCとして使える2in1PCです。

価格帯や用途がMicrosoftのSurface Proシリーズとまる被りしていますが、HPのENVY12 x2の方が価格的な優位性があります。

  • キーボード兼カバー、や筆圧検知可能なペンアクセサリーが付属している
  • Microsoft Officeとのセット購入がお得になる(時期による)
  • LTEモジュール装備

といった具合です。

MicrosoftのSurface Pro 6シリーズの製品完成度は、市場から高く評価され鉄壁に見えるかもしれませんが、いかんせん”Surface純正アクセサリーをフルセットで購入すると高くつく“といったデメリットがあります。

この記事ではタブレット2in1PCの購入で迷っているためにレビューしつつ解説していきます。

HP ENVY 12 x2の特徴

5分でわかるSurface Pro 6とSurfaceLapto 2の特徴

時間のない方のために5分でわかる特徴を動画にしてみました。チャンネル登録もぜひお願いします。

YouTubeでチャンネル登録

HP ENVY 12 x2 の特徴

  • クオリティの高いアクセサリー標準装備
  • 17時間対応のロングランバッテリー
  • LTE通信対応

キーボード・タッチペンが標準装備

HP ENVY12 x2には、『Spectre アクティブペン (ナチュラルシルバー)』および、ENVY専用のキーボードが標準で付属しています。

Surafece Pro シリーズのタイプカバーはたしかに優秀なのですが、2万円弱と”キーボードにしては少々高すぎる”価格構成です。とはいえ、タイプカバーキーボードの完成度は高く製品自体のクオリティを否定するわけではない。ないのだけれど、ENVYには同様のクオリティの高いキーボードが最初から付属しています。

また、Microsoft準拠のタッチペンも標準装備。「ENVY12は買った時点で完成している2in1PC」といえます。

17時間のロングランバッテリーを搭載

CPUに超低電圧モデルの『Intel Core i5 7Y54』を搭載することでパフォーマンスとロングランバッテリーを両立することが可能です。

また、タブレット系の2in1PCにおいては超高速読込が可能なNVMe SSDも低電圧モデルを採用しています。

2018年に発表された新型Surface Pro 6シリーズにも採用されるSSDの読込速度は超高速でありながら、消費電力はわずか2.5W(SSDメーカー公称値)を実現。

各パーツに費用対効果の高いものを選定することでタブレットPCのクオリティが最大化するよう設計されているため、市場の5万円以下で購入できる格安ノートPCとは一線を画します。

LTE通信対応で常時ネット接続が可能

ENVY12x2のコンセプトとして『Always Connected(いつでも、どこでも使える)』があります。ENVY12x2に搭載されるLTEモジュールはインテル XMM™ 7360 LTE Advanced(GPS機能付き)でnanoSIMに対応しています。

これは、NTTdocomo系のSIMカードやau系のSIMカードをENVY12x2に直接さすことでLTE通信が可能であるということです。

昨今、格安SIMの台頭により選べるSIMカードが増えています。

HPダイレクトにておすすめされているiijmio(インターネットイニシアティブ社は元祖格安SIM会社で通信速度がはやい)を選択するのもよいでしょうが、既に楽天モバイルやOCNモバイルワンを利用するユーザーにとって追加でデータSIMカードを発行すれば対応できるSIMフリーとなっているのもメリットでしょう。※僕はNifmoで試してみました。

HP ENVY 12 x2

139,800円~

公式サイトで確認

HP ENVY 12 x2のスペック

OS Windows 10 Home 64ビット
モニター 12.3インチ(1920×1280)ドット:タッチ対応
CPU 第7世代 intel Core i5 7Y54
メモリー 8GB
ストレージ 256GB(PCIe/NVMe)
グラフィックス intel HD グラフィックス 615
光学ドライブ なし
ペン Spectre アクティブペン
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2/ Intel XMM 7360 LTE Advanced(GPS機能付き)
インターフェース USB3.1(Type-C)×2/ヘッドホン出力/マイク入力/microSDカードスロット/NanoSIMスロット
セキュリティ TPM2.0/マカフィーリブセーフ(30日版)
サイズ/重量  293 × 209 × 8.5 mm重量 778 g /タブレット時293 × 214 × 15.5 mm/1.24 kg
バッテリー駆動時間 約17時間
オフィス 別売り
カメラ フロント500万画素リア1300万画素
保証 メーカー保証1年

本体デザイン

12.3インチの大きさに収まるよう設計されているため、見栄えが非常に良い。キーボードカバーの収まりが気持ち良いです。なお、このキーボードカバーは『タブレットモード』『リーディングモード』『タブレットモード』の3種類にトランスフォームします。

タブレットモード

キーボードと本体のキーボードドックが離れている状態ですが、取り外す必要はなくピタっとくっついたままタブレットとしてつかうことができます。

タブレットモードの醍醐味といえば、デジタルマガジンを読むことでしょうか。競合するiPadなどのタブレットと比較するとやや大きめですが、12.3インチの液晶モニターは非常に見やすいです。

僕はKindleを利用していますが、PCに対応するウェブコンテンツなら閲覧可能です。

ノートブックモード

もっともポピュラーな使い方です。キーボードの支えの傾斜角度は45度程度で一般的なノートPCで使われる角度となっています。

リーディングモード

一見してノートブックモードと違いがないような気もしますが、30℃程度まで傾斜させることでタブレットモードは電子マガジンだとしたらこちらはビジネス資料をまとめたり、あるいは電子化された文庫本を読むのに適しているでしょう。

タブレットモードよりもアイデアをすぐに書き起こせます。タッチペンを使ってスクリーンショット→キーボードでメモをすばやく作成するのはタブレットよりも適しています。

一見するとどのように使えばいいかわからない2in1タブレットですが、直感的な操作が可能なタブレットがもつ利点と、一気に処理を行えるパソコンの利点両方使えることが最大のメリットです。ビジネスマンや就活中の大学生にとっては非常に効率のよい作業が可能となります。

そしてもちろん分解して利用するのも手です。

液晶ディスプレイについて

高精細かつ高解像度のENVY 12×2の液晶ディスプレイはグレア液晶を採用しています。

雑誌を読んだり、ニュースサイトを見る場合、文字がくっきり読めるためはかどります。

うつりこんでるのは撮影時の僕

しかしながら、グレア液晶は反射が強く、目に入る光の量が増えるため疲れます。

先ほども紹介した写真で恐縮ですが、視野角は広いです。

キーボード、タッチパッドについて

2in1PCのキーボードが水平に作られている理由は、カバーの剛性と柔軟性を考慮した際、キーを強く推すとキーボード全体が”たわんでうちにくい”という弱点を克服するためです。

Surface Proシリーズのタイプカバーキーボードも例にもれず、強く押し込むと”たわみ”ます。

ただし、キーボードのスペックは自体は悪くなく、 キーピッチ(キーの中心から隣のキーの中心まで)18.7mm、キーストローク(キーの沈み込み) 約1.5mmとなっています。

ENVYはUSキーボード(英語仕様キーボード)を搭載しているため@が数字の2のところにあったり、半角キーを搭載していないなど、日本語JIS規格になれている人には使いにくいのかもしれませんが、それでキーピッチを稼いでる(USキーボードの方がキーの数は少ないためキーボードいっぱいにキーを配置できる)ため、他メーカーの2in1タブレットPCと比較しても打ちやすいです。

僕は普段MacbookAirのUSキーボードを利用しているためまったく気になりませんが、普段からJIS規格のキーボードを利用している方は”慣れ”ないとかなり大変かもしれません。

反面、タッチパッドはかなり省スペースであるため、メインで使うにはやや心細い設計となっています。

ENVY 12 x2は、キーボードは優秀、タッチパッドは普通(他の2in1PCと比べて)ですので、マウスやタッチパネルを利用した操作がお勧めです。

LTE通信について

インテル製のLTEチップセットの良いところは対応バンドが広く、NTTdocomo、auどちらでもLTE通信が可能であるという点です。

簡単に言えば、ドコモを契約している人はデータ用の通信チップを追加で購入し、さらにシェアプランの容量を増やすことで容易に実装できるし(パソコンのデータ使用量はスマホやタブレットの比じゃないため注意が必要)高速通信かつ安価なUQモバイルをチョイスすることも可能です。

HPではIIJmio SIM ウェルカムパック(タイプD) がセットとなっていますが、個人的にはUQモバイルのデータ通信SIMを契約してキャッシュバックをもらった方がお得だと思います。

下記記事では、実際に格安SIM4社を静岡市の僕の住まいで比較した速度を記載しています。単純に速度だけならUQモバイルですし、キャッシュバックがもらえてお得です。

また、UQモバイルでは最近ギガぞうというワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が提供するVPN接続のWi-Fiスポットが人気です。(月額500円)よりセキュアな環境でインターネット通信を行いたい人にオススメ。もちろんUQで無料で使えるWi-Fiスポットもあrあります。

個人的にはUQがおすすめですが、ドコモやそのた格安SIMをすでに利用されている方は追加SIMを発行することでも対応できます。

LTE規格 対応バンド
FDD LTE
  • 2100 (Band 1),
  • 1900 (Band 2)
  • 1800 (Band 3)
  • 1700 (Band 4)
  • 850 (Band 5)
  • 2600 (Band 7)
  • 900 (Band 8)
  • 1400 (Band 11)
  • 700 (Band 12)
  • 700 (Band 13)
  • 700 (Band 17)
  • 850 (Band 18)
  • 850 (Band 19)
  • 800 (Band 20)
  • 1450 (Band 21)
  • 850 (Band 26)
  • 700(Band 28)
  • 700 (Band 29)
  • 2300 (Band 30)
  • 2100 (Band 66)
TDD LTE
  • 2600 (Band 38)
  • 1900 (Band 39)
  • 2300 (Band 40)
  • 2500 (Band 41)

nifmoで測った通信速度

このように、APNを指定すれば、iijmioに限らず他社のSIMカードを利用することが可能です。

グーグルのスピードテストを行った結果では上記のような結果に。昼のピーク時に測りました。

スマートフォンにおける格安SIMと同じような速度結果となりました。ノートPCに搭載されるLTEモジュールはスマートフォンと同等クラスの性能をもつという認識で問題ないと思います。

したがって先ほど記載したようにHPで紹介されているiijmioだけでなくその他のデータ通信用のSIMカードの利用も検討すべきでしょう。

ベンチマーク結果

CINEBENCH R15のベンチマークスコア
Core i7 8650U 第8世代
608
Core i7 8550U 第8世代
556
Core i5 8250U 第8世代
528
Core i7Y54 第7世代
272
Celeron N4100
244

単純なCPUパフォーマンスでいえば、格安ノートPCに搭載されるCeleron N4100と同程度のパフォーマンス、これはもちろん”超低電圧”であり、バッテリーもちも含めたトータルパフォーマンスでいえば話は変わるのですが、作業を行う際の性能はノートPCの中でも普通かやや下の性能です。

とはいえ、シングルコアのスコアが121cbと比較的高めであることを考慮すれば、「動画の編集などは厳しいけれど、Officeや簡単な写真のレタッチは行うことができる」CPUです。

PCMARK10

そのパソコンの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフトPCMARK10では2548というスコアでした。

このスコアはMicrosoft Officeやビデオ通話などには問題のない性能です。

ストレージ性能

Surface Proシリーズにも採用されるhynix社のNVMe接続SSDが搭載されていました。

一般的なNVMe接続のSSDとしては爆速ではありません。これは消費電力がわずか2.5Wしかないためですが、SATA接続のSSDと比較すればかなり早いです。

実際の体感速度はかなりはやいので安心してください。

まとめと評価・オススメの買い方

Windowsが当たり前のように使えて長時間使えるのはやはりデカイ。

2in1タブレットPCなんて使えないでしょ?と当初思っていた僕もHPのENVYシリーズをレビューしてみて考え方が変わりました。

CPUやSSDなど、パソコンを動かすうえで重要なパーツ群の選定をこだわっている点が伝わってきました。安価なノートPCはたくさんあるけれど、スマホやタブレットのように気軽に長時間使えるデバイスとして2in1PCは長寿命+ハイパワーでなければなりませんから。

さらにLTEモジュールを装備しているのも非常にありがたい。格安スマホは一般的に普及してきました。

モバイルノートパソコンが今一つだった点はLTEモジュールがクソだったからです。それがIntelのLTEモジュールがフルバンドに対応することにより、どの通信会社のSIMを選んでもパソコンで使えるのでユーザーは慣れ親しんだSIMカードを使えますし、少額で運用できる時代ですからまさに『Always Connected(いつでも、どこでも使えるパソコン)』となりました。

Surface Pro 6 HP ENVY 12 x2 どっちを買う?

  • キーボードやペンなどのアクセサリ
  • Microsoft Officeの有無
  • 作業内容

ENVY 12 x2のメリットはなんといっても最初から全部入りである点です。販売価格はSurface Pro 6は安く買いやすいのですが、タイプカバーキーボードや筆圧感知のペンを購入するとなれば、2万円から3万円程度ENVYよりも高くなります。キーボードからLTEモジュールまでオールセットになっているENVYの方が割安感があります。

また、Surfaceシリーズの弱点として日本マイクロソフトではMicrosoft Officeが標準で付属しているため価格が上乗せされていることも忘れてはなりません。(Officeが欲しい人にとってはお得)

2018年に発表されたSurface Pro 6は第8世代CPUを搭載し、パフォーマンスを向上させていますが、バッテリーもちに関しては超低電圧CPUを搭載したENVYに軍配が上がるでしょう。

よりフラットに気軽に使えるデバイスを求めるのであればENVYを専門的な作業を外で行う必要がある人はSurface Pro 6といった具合でしょうか。

HP ENVY 12 x2

139,800円~

公式サイトで確認

関連記事

コメントをいただけると喜びます\(^o^)/

コメントの投稿をお願いします!
氏名を入力してください