日本HPの HP Chormebook x2 11は人気のデタッチャブル型PCのようなChromebookだ。
本体とキーボードが分離し、タブレットのようにも使えるし、ノートPCのようにも使える。おまけにグレードによってはSIMスロットを搭載し4Gを利用可能でどこでも通信が可能なChromebookで簡単な事務作業用のPCとして利用可能だ。
今回はメーカーより検証機を借りられたので使い勝手をレビューしていく。
スペック
今回レンタルできたのはSnapdragon 7c/8GB/128GBのセルラーモデル
HP Chromebook x2 11 | |
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モニター |
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SoC |
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RAM |
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ストレージ |
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サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約252.5mm×奥行き約176.6mm×高さ約7.55mm |
バッテリー持続時間 | – |
充電タイプ | 45W ACアダプター |
重量 | 約560g |
保証 | 1年間の引き取り修理サービス |
詳細スペックは日本HP公式ページから確認可能。
特徴
人気のデタッチャブル型2-in-1型を採用
HP Chromebook x2 11は人気のデタッチャブル型の2-in-1を採用。日本マイクロソフト「Surface Pro」シリーズでお馴染みのこの形状はタブレットモードやノートPCモードなど柔軟に切り替えが可能で、ビジネスワークや映像視聴のしやすいフォルムに簡単に変化可能だ。
この取り外し可能なキーボードのキーのストロークは1.3mmほどでまさにSurface Proシリーズの専用キーボードに似た打ち味で、デタッチャブル型2-in-1のキーボードとしては非常に打鍵しやすいのが特徴だ。また、タッチパッドも非常に大きく取られており操作性が高い。
4GLTEモジュール搭載
そのほか4GLTE通信が可能で、SIMスロットはnano SIMに対応。対応バンドの詳細についてはメーカーページから確認してもらいたいが、国内の主要3キャリアはカバーしていると考えて良いだろう。最大受信じ150Mbpsなので、ドコモ系のMVNOを利用するのが無難だ。
Chromebookはインターネット通信が使えないとクラウドストレージにアクセスできず本領発揮できないのはその通りなのだが、こうしたSIMスロットを搭載したモデルであれば、自分で通信手段を確保できるため安心だ。
また、HP Chromebook x2 11は内蔵ストレージが128GBあるため、文書ファイルの保存や一般的なスマートフォンで撮影された写真等であれば保管場所としての利用も可能。
ビジネスワーク、映像視聴で気軽に持ち運べるChromebookを検討している人におすすめの製品だ。
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HP Chromebook x2 11
公式サイトでみる価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。
デザイン
ベゼル幅が1cm弱程度のモニター側はChromebookモデルとしては洗練されており、スタイリッシュな印象がある。一般的なChromebookは価格が安いだけに筐体のクオリティもそれに準ずると言った感じだが、HP Chromebook x2 11はSurface シリーズに近い高級感を演出している点が素晴らしい。
背面にはHPのプレミアムロゴが印字されている。特徴的なのは800万画素のカメラで一般的なWindowsのタブレットPCよりも大型のレンズが採用されている。
底面のカバーは、本体の保護とSurfaceのキックスタンドの役割を果たす。
HP Chromebook x2 11は本体側ではなく、カバーにギミックを持たせることでユーザー体験を向上。キーボードとカバーをセットすると換装重量は1.03kgほどとなるが、PCとしては「軽量」な部類でインターフェースもまずまずと言った感じだ。
付属のACアダプターのケーブルはUSB-Cに対応。出力は45Wほどなので、市販のケーブルでもChromebook本体への給電は可能だろう。
キーボード
冒頭で記載の通り、キーストロークは1.3mmほどで打鍵はしやすい、ただし、キーピッチは17mmほどで一般的なWindowsノートPCと比較するとかなり窮屈だ。
キーの配列などは自然なので、キーの間隔に慣れれば使えるとは思う。
モニターについて
モニターのサイズは11.0型、解像度は2160×1440ドットで一般的なChromebookよりも高解像度が採用されているため、映像視聴専用にしたり、株やFXのトレーダーの人はウェブ版のチャートを表示するのもありだろう。
Chromebookの弱点はWindows用、スマホ用に作られたツールが最適化されていないことでウェブブラウザで行えることは基本的には行えるため、Webブラウザを使いこなす必要がある。
インターフェースについて
- SIMスロット
- 音量ボタン
- USB-C(5Gbps/DP)
メインのインターフェースは左側に集約されている。USB-Cは電源供給と映像出力に対応しているため、スライドを使ったプレゼンテーションなどを利用してプレゼンできる。
性能について
Octane 2.0 plus
Octane 2.0 PlusはJavaScriptを実行しパフォーマンスを相対的に評価できるベンチマークソフトです。Chromebookはウェブのブラウジングが要なのでどの程度快適に動作するのかが非常に重要です。
Snapdragon 7cのマルチコア性能は131,494点でミドルクラスのスマートフォン並みの性能。
バッテリーの連続動作時間について
日本HPの公称で最大11時間とされている。これはChromebookのバッテリーテストに「power_LoadTest」準拠しているとのことで、ウェブのブラウジングや動画の連続再生を行って計測しているとのこと。
Chromebookのpower_LoadTest
- [最初の60%]ブラウジング:新しいWebサイトが毎分読み込まれます。ロードされたWebページは10秒ごとに1ページ(600px)下にスクロールされ、次に同じ速度で上にスクロールされます。
- [次の20%]メール:Gmailは[フォアグラウンド]タブに読み込まれ、音声はバックグラウンドタブからストリーミングされます。
- [次の10%]ドキュメント:さまざまなGoogleドキュメントが読み込まれます。
- [最終10%]ビデオ:フルスクリーンの720pYouTubeビデオが再生されます。
HP Chromebook x2 11の評価とまとめ
良い点
- Chromebookで洗練されたデザイン
- 高解像度のモニターを採用
- LTEモジュール搭載で通信環境を手に入れられる
- インターフェースが豊富でプレゼン用に利用可能
- キックスタンド、打鍵感の良いカバー
気になる点
- キーピッチの狭さ
- 価格が少し高いと感じた
ウェブブラウザメインで仕事ができる人におすすめ
最近ではUSB-Cから映像出力できるPC用モニターが増えているためそうした機器と接続したり、モバイルモニターと接続すれば、Windows PCで行っていた作業の代替は可能だろう。
HP Chromebook x2 11はタブレットとウェブブラウザの利点を100%活かせる人にとっては”仕事用”として使えるデバイスで、専用のソフトウェアを利用しなければならない人があえてChromebookを買いますという選択肢は取りづらい。
また、そんななかで価格が6万円オーバーというのが気になったポイントでもある。なぜなら6万円台真ん中の価格はWindows搭載の最新型コンバーチブル2-in-1ノートPCが買える価格帯でもあるからだ。となると保険のためWindowsを選択したいというユーザーのニーズが見えてしまう。
HP Chromebook x2 11は4万円台後半から5万円台まで値下げされたら買いの製品だと思う。
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HP Chromebook x2 11
公式サイトでみる価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。