G-TUNEブランドの中でも最も今売れ筋の商品がプロゲーマー「SUMOMOXqX」選手が実際に挙動を確認したモデルが一番人気です。
また、価格.com金賞受賞モデルもNEXTGEAR-MICROim610シリーズです。
microATXサイズのマザーボードを採用したNEXTGEAR-MICRO im610シリーズはG-Tuneブランド売れ筋モデルです。
今回、マウスコンピューターから大人気の「NEXTGEARMICROim610GA1-SMM」をレンタルすることができましたので、生まれ変わったゲーミングケースを中心に紹介していきたいと思います。
NEXTGEARMICROim610GA1-SMMの特徴をサラッと紹介
- B360チップセット採用で最廉価モデルは79,800円と安い価格構成
- サイド及びアンダーから吸気を行い背面に排気を行う洗練されたエアフロー設計
- 質実剛健なデザインに生まれ変わったゲーミングケース
- B360チップセット搭載で安い
特に、最近はグラフィックボード価格も落ち着きつつありますし、RTXシリーズが発売されてからは、GTX1060までなら手が伸ばしやすい価格になっています。
これからゲーミングデスクトップを購入される方は、ぜひグラフィックボードはGTX1060以上で検討してほしいと思います。
im620との違い
im620との違いは、マザーボードのB360(小型のmicroATX)とZ390チップ(第9世代のオーバークロック可能マザーボード)の違いとなります。
RTX2060では、ゲームのパフォーマンスに大幅な差がでるというわけでもありません。
ただし、RTX2080を使いたい方は、im620を選択する必要があります。
ラインナップとオススメ
型番 | CPU | GPU | メモリ | SSD | HDD | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
im610BA2-TV | Core i5 9400F | GTX1050 | 8GB | – | 1000GB | 89,800円 |
im610SA2-C←おすすめ | Core i5-9400F | GTX1060 | 8GB | 240GB | 1000GB | 109,800円 |
im610SA1-TV | Core i7 8700 | GTX1060 | 8GB | – | 1000GB | 119,800円 |
im610SA1-SP-C | Core i7 8700 | GTX1060 | 16GB | 240GB | 1000GB | 129,800円 |
im610SA3-SP | Core i7 8700 | RTX2060 | 16GB | 512GB | – | 159,800円 |
im610SA3-SMM←おすすめ | Core i7 8700 | RTX2060 | 16GB | 240GB | 2000GB | 164,800円 |
さて、ここからは本体外観、実際のパフォーマンスについて掲載していきます。

NEXTGEARMICROim610のケース外観
正面及び背面
特徴的だった、正面に配置していたファンを思い切って撤廃し、ケースの下側にある冷たい空気をしたから吸い上げるという、「自然な空気の流れ」を考えて設計されたのが、今回のim610シリーズに採用されるケースです。
以前のモデルは下記のような感じでした。
前面にファンを二つと背面に排気ファンをといったもの。
これにより、正面のファンに必要なケーブル類がすっきりし、ケース内部の印象もだいぶ変わりました。
また、B360Mマザーボードを採用することで価格を抑えています。拡張性はそこまで高くありませんが、SSDやHDDが安くなっているので最初から大容量を搭載するのをお勧めします。
底面
マグネット式ダストフィルターといわれるメッシュ時のカバーは、簡単に取り外すことができます。
im610に採用されるマグネット式ダストフィルター pic.twitter.com/qkyv9CBx25
— うっしー@ 💻ブロガー (@usshi_na_life) 2018年7月9日
ハニカム構造の吸気部
底面から冷たい空気を取り込むための吸気部は正六角形に切り取られており、『底面の8割が吸気穴』といった状態。
剛性を損なわないハニカム構造となっており、このあたりにマウスコンピューターのこだわりを感じ取ることができます。
ハニカム構造は自然界にも数多くみられるもので、ハチの巣や亀の甲羅など、強度をあまり損なわずに必要な材料を減らすことができるという優れた構造です。
つまり、これだけ穴が開いていても、パソコン本体の剛性は損なわれず、安心して使えるということです。
側面
こちらも同様に、ハニカム構造の穴が。
im610はよく見ると空気を通す穴を多く確認することができます。が、ボディ全体の印象は質実剛健といった形で、特に正面ファンを撤廃し、『G-TUNE』のロゴが一層目立つ。
ごちゃごちゃしていないすっきりしたケースが好きな方にはとてもおすすめできます。
インターフェースを確認
マザーボードにAsrock社のASRock B360M HDVを搭載しています。
前面
- マイク
- イヤフォン
- USB3.0×2
- HDMI※
※延長ケーブル搭載のHDMI
実は、背面上部にHDMI延長ケーブルが付属しており、このケーブルをグラフィックボードのHDMI出力に差し込むことで、上記の前面側のHDMIを利用することができます。
VRなどのヘッドマウントディスプレイ接続用で利用できるありがたい設計
背面
- USB2.0×2
- PS2
- DVI
- Display Port
- USB3.1×4
- LAN端子(Ethernet)
- LINE IN
- LINE OUT
- マイク
となっています。
NEXTGEARMICROim610のエアフローを確認
先ほども紹介しましたが、底面にあく大きな穴から吸気し、後方に排気するというエアフローです。
通常、電源は下についていることが多いのですが、im610は下から冷たい空気をパソコン内部に取り込む設計なので、熱を持つ電源を上部に設置しより効率的な排熱を行います。
グラフィックボード、電源、も同じような空気の流れとなります。
側面からのエアフロー
横から入れておしりから出すといった設計ですね。
拡張性の確認
3.5インチベイも必要最低限の構成となっており、ストレージを確保するのであれば、8800円と安価で4TBのHDDに変更することも可能です。(BTOオプション)
NEXTGEARMICROim610GA1-SMMのパフォーマンスを確認
NEXTGEARMICROim610GA1-SMMのスペック
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | インテル® Core™ i7-8700 プロセッサー |
グラフィックス | インテル® UHD グラフィックス 630 |
dGPU | GeForce® GTX 1070 (8GB) |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
SSD | 240GB Serial ATAIII |
HDD | 2TB Serial ATAIII 7200rpm |
チップセット | インテル® B360 チップセット |
電源 | 500W 【80PLUS® BRONZE】 |
CPU Core i7 8700
CINEBENCH R15

CPUパフォーマンスをテストするCINEBENCH R15では、1195cbと高い数値を出しています。KなしのCore i7 8700はマルチコアのスコアこそ8700Kモデルに劣るものの、シングルコアのパフォーマンスはほぼ互角。むしろ、マザーボードにB360チップセットを採用したところでコストダウンしているため、コスパは高いと思います。
PASSMARK CPUMARK
上位3%という結果。今後、CPUは多コア化する流れですが、ゲーミングマシンとして考えた際はCPUよりもdGPU(グラフィックボード)のパフォーマンスがVRのプレイや、高いフレームレートを出すためには大切です。
dGPU:GTX1070(8GB)
ファイナルファンタジー15ベンチマーク
FF15のベンチマークテストは、現在ゲーミングパソコンの性能を測る指標となっています。今回のモデルは、Core i7 8700とGTX1070(8GB)の組み合わせで行っています。
平均fpsは95fps程度でした。

上記の当ブログ計測データを見ていただければわかる通り、CPUよりもグラフィックボードの方が、ゲーミングスコアをたたき出す目には重要です。
大人気のFPSゲームなどをプレイされる際はGTX1070以上のモデルが望ましいといえます。
マウスコンピューターではプロゲーマーが実際に挙動を確認したモデルを取り揃えていますので下記ボタンよりぜひ確認してみてください。
PUBGに最適なモデルマウスコンピューターで確認SSDの読込速度
マウスコンピューターが標準で搭載するSSDはADATAかKINGSTONが多く、どちらもコスパに優れたSSDです。シーケンシャルリードも554.MB/sと快適に使える数値を出しています。
HDDの読込速度
シーゲイト社の7200rpmの回転速度を有するHDDは読込速度書き込み速度ともに良好です。
クリエイティブ性能を確認
当ブログでは、僕が自前で用意したYouTube用の動画を動画編集ソフト『Vegas Pro15』を用いて、インターネット用の『インターネット HD 1080p 59.94fps』にレンダリングし、その速度を計測し検証するテストを行っています。
CPU単体のレンダリング(エンコード)
CPU単体では12分58秒という結果でした。
5分のフルHD動画をレンダリングした結果 | |
CPU | レンダリング時間 |
Core i7 8700 | 12分58秒 |
Core i5 8400(レビューモデル) | 15分50秒 |
ハードウェアエンコード(NVENC)
また、CPUとGPUを同時に処理をさせるハードウェアエンコードのNVENCを利用するとさらに高速化することができます。
5分のフルHD動画をレンダリングした結果 | |
CPU(GPU) | レンダリング時間 |
Core i7 8700(GTX1070) | 8分9秒 |
Core i5 8400(GTX1050) | 9分00秒 |
CPU温度の確認
僕がCPU温度を計測する際は、FF15のベンチマーク、動画のレンダリングといった順番で行っており、内部パーツの温度が図れるソフトウェア「hwmonitor_1.35」を使用し、空冷でどこまで安定させられるのか検証します。どの程度の温度になるのかを確認します。
FF15ベンチマーク後
動画変換後(CPU単体)
動画変換後(ハードウェアエンコード後)
以上のような結果になりました。ゲームをプレイするうえでは、70℃ときちんとコントロールできていました。
一転して、CPUとGPUをフルパワーで稼働させるハードウェアエンコードでは80℃をマークするなど、ギリギリ適正温度といった形。
ゲーミングデスクトップとしては優秀なエアフローといえると思います。
おすすめポイントを紹介
かっこいい新型PCケースはやっぱりおすすめ
新型ケース採用のG-tune!
ガバガバ設計最高(エアフロー的に) pic.twitter.com/uAuy6Y99F5— うっしー@ 💻ブロガー (@usshi_na_life) 2018年7月7日
正面の吸気を思い切ってなくした点は、デザインとしてみても僕的に高評価ポイント。数年前のG-Tuneはちょっとダサい印象だったのですが、新モデルになるたびにシンプルにかっこよくなっています。
安価でお求めやすい価格構成
NEXTGEAR-MICRO im610シリーズはG-TUNEブランドで最も売れる、『売れ筋モデル』です。
ご覧いただいている通り、価格.comの金賞受賞モデルのim610シリーズのラインナップにあります。価格.comのプロダクトアワードは実際にユーザーが購入し評価されたパソコンの中から選出される賞です。
つまり、マウスコンピューターの中だけに納まらず、ゲーミングデスクトップパソコンというくくりでも最も売れているシリーズといっても過言ではありません。
オススメ構成例

NEXTGEAR-MICRO im610シリーズ|ゲーミング初心者に超おすすめ
- 本体の大きさ:ミニタワー
- CPU:Core i5 9400F
- メモリ:8GB~
- GeForce GTX1050
- 価格:8万円台~
価格や、仕様は記事更新時の2019年3月のものです。詳細はマウスコンピューター公式ページで確認をお願いします。
価格を抑えたい方はmouseブランドの検討をおすすめします
mouseブランドから発売されるLuvmachinesシリーズにもRTX2060搭載モデルがあり、廉価モデルの価格が非常に安く自分でメモリーを増設すればかなり安く手に入れることができます。
搭載マザーボードは下記レビュー記事にてim610と同様のものを利用しているのを確認していますから価格を抑えたい方は下記記事を参考にしていただければと思います。