DAIV 3NはKaby Lake Gと呼ばれる第8世代CPUを搭載しているのが最大の特徴で、Kaby Lake GはCPUメーカーとして長年のライバル関係にある、Intel CPUとAMD GPUが合体した理想のチップセットです。

最近ではNvidiaの低消費電力のGPU Max-Qシリーズが奮闘していることや、CPUそのものの消費電力が低下することによって、影を潜めつつあるKaby Lake Gですが、(コストさえ削れれば)個人的には理想的なパッケージングだと思っています。

今回はDAIV 3Nをメーカーからお借りしましたので検証結果及び、僕の感想を記載いたします。

DAIV 3Nの特徴

13.3型としては最高峰のパフォーマンス

Core i7 8709GはNUC(Next Unit of Computing)などの小型PCに搭載し販売されることが多く、大手メーカーでもラインアップとしては1機種といった感じで、搭載されるPCが限られていたような印象です。

ノートPC用のCPUは現在モバイルノートPC向けに開発されている「U」が第10世代ですが、ゲーミングノートPCやクリエイター向けPCに搭載されrているものは第9世代が主流で「Core i7 9750H」や「Core i5 9300H」などです。

一般的に13.3型のノートPCにはモバイルノートPC向けに開発された「U」シリーズが主流なので、DAIV 3Nはそうした第10世代を搭載したモデルと比較することになります。

Cinebench R20

Cinebench R20の総合スコア

Legion Y540 17 Core i7 9750H
2716pts
m-Book K700 Core i7 9750H
2643pts
Dell G7 17
2249pts
DAIV 3N Core i7 8705G
1901pts
Prestige 15 Core i7 10710U
1587pts
XPS 13 2in 1
1284pts

CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、1901ptsという結果。13.3型では最高クラスのパフォーマンスです。

第10世代CPUを搭載する各モデルよりもパフォーマンスは高い。もちろん、パフォーマンスをあげればそれに伴って消費電力も高くなるのですが、CPUパフォーマンスを必要とする動画編集や、RAW現像、画像編集を行う際バッテリーの連続駆動時間よりも、純粋な処理能力を重視したいユーザーもいるでしょう。

メーカー公称値では、連続約10時間のロングライフバッテリーをうたっていますが、ピークパフォーマンス時では3-4時間程度になるものと思われます。

DAIV-3Nは13.3型でハイパフォーマンスを手に入れたい方におすすめできます。

ボディ素材に金属を採用、質感は高い

排熱効率や剛性を高めるために金属素材を採用しております。

上記のような利便性だけでなく、質感も高まり所有欲を満たすようなデザインです。

価格は高め

DAIV 3Nのウェブ販売価格は159,800円とマウスコンピューターが販売する13.3型のノートPCの中ではかなり高価な部類に入るでしょう。

個人的にはKaby Lake Gはそもそも、一般的なCPUと違って数がでるものではないため、ベース価格が高い。

コスパというよりは、13.3型で十分なパフォーマンスを手に入れたい人が検討するモデルだと思います。

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DAIV 3Nのスペック

検証機DAIV 3N
モニター13.3型(1920×1080ドット)グレア
CPUIntel Core i7 8705G
GPURadeon RX Vega M GH
メモリ16GB
ストレージ512GB(NVMe)
インターフェースHDMI×1/USB-C(Thunderbolt 3)×1/USB3.0×2/オーディオジャック
無線通信機能 802.11ac/a/b/g/n Bluetooth 5
バッテリー94.24Wh
サイズ/重量307×215×19.9mm/約1.7kg
保証期間1年間無償保証・24時間×365日電話サポート

DAIV 3Nはクリエイター向けのノートPCとして販売されていますが、標準で1年間の無償保証のほか、24時間365日電話サポートを付帯しています。初めて買う人でも安心です。

マウスコンピューターでは、内蔵ストレージのカスタマイズが比較的安価に行えます。ハイスペックな構成でクリエイターPCを購入したい人はDAIVを検討してはいかがでしょうか。

Core i7 8705Gの性能について

ファイナルファンタジー14

Core i7 8705GにパッケージされるAMD社のGPUは「Radeon RX Vega M GH」でファイナルファンタジー14などの比較的軽いゲームのプレイは快適です。

Adobe Photoshop CC

AdobeのPhotoshopはクリエイターだけでなく、写真のレタッチやイラスト制作などにも利用されます。

Puget System社のPhotoshop用のベンチマークソフトを利用し、他社のノートPCと比較します。

フォトショップ用にテスト素材にさまざまな処理をかけ4項目採点します。

ZenBook 15 UX534FT-A9012のPhotoshopの快適性
機種DAIV 3NZenBook 14 UX534FT-A9012
CPUCore i7 8705GCore i7 8565U
GPURadeon RX Vega M GHGTX1650
メモリ16GB16GB
総合スコア629/1000655/1000
一般処理スコア53.752.7
フィルタースコア6472.1
GPUスコア53.860.9
Photomerge(写真結合)スコア79.378.1

他社のクリエイティブノートPCと比較するとこんな感じ。

ZenBook 14は14型ノートPCなのでやや不利なスコアがでていますが、CPUがメインの一般処理スコアはDAIV 3Nが有利です。

特にAdobe系のソフトウェアはAMD社のGPUに最適化されてないこともあって、GPUで処理を行う、フィルタースコアやGPUスコアがNvidia系と比較すると不利です。

恐らくベンチマークスコアはGTX1650よりも高い数値が出ると思われますが、実際に使用するとほぼかわならいか、やや不利な結果になると思われます。

PCMARK10

PCの総合力をテストするPCMARK10では総合が4058点となかなかなスコア。

Office系のソフトやウェブの閲覧は超快適レベルですが、やはり、画像編集などのクリエイティブタスクが足をひっぱっています。このスコアはやはりGTX1650クラスの性能かな、と。

Core i7 8705Gの性能まとめ

実行性能はGTX1650+Core i7 8565Uの組み合わせとほぼ同じと考えると、純粋な性能に対する費用対効果はあまりよくないのではないかと思います。

前述のとおり”13.3型としては”最高クラスのパフォーマンスを発揮するため、ノートPCのサイズをシビアに考える人の選択肢としてはアリ。

また、Photoshopやlightroomなど、画像補正、写真補正ソフトであればその影響は軽度と思われますので全く問題ないと思います。動画編集においてもCPUパフォーマンスでどうにかできる性能です。

デザインについて

全体的にフラットなデザインかつ落ち着いた配色でして、13.3型ということも相まって、かなりコンパクトな印象です。

13.3型ボディのノートPCにはめずらしくデュアルファンを採用しておりまして、排熱にも非常にこだわったつくりだと思います。

筐体の最も厚い箇所では約2.2cmでした。昨今のモバイルノートPCとしては厚めですが、GPU搭載モデルと同等のパフォーマンスを持つクリエイターノートPCですので、そのジャンルがあれば最薄クラスでしょう。

重量は1.678kgとやや重め、ACアダプタ合わせて2.0kgほどですので、持ち運べないわけではないですが、重量も最軽量クラス…というわけにもいかず、内部の冷却システムもあってか重めです。

一昔前までならこのパフォーマンスで1.7kgは驚異的といわれていましたが、14型で専用GPUを搭載したモデルが1.3kg以下に収めているパターンもあるため、インパクトには欠けるかなと。

液晶モニターについて

13.3型でナローベゼルデザインを採用しているため、非常にコンパクトにまとまっているPC本体。

パネルはグレアタイプで反射しますが移りはきれいだと思います。

色域・トーンカーブ

キャリブレーションツールにて測定したトーンカーブです。明るい箇所で軽度の調整がされているのかもしれません。肉眼で見ると彩度が強くみえました。

DAIV 3Nの色域
sRGBカバー率88.9%

 

DAIV 3Nに搭載されているパネルは中国のBOE社のパネルが採用されていました。sRGBカバー率は88.9%ですので、ウェブコンテンツ用の画像、動画編集であればこのパネルで大丈夫だと思います。

RAW現像などシビアな色合いを重視する方は専用のディスプレイの購入を検討してはいかがでしょうか。

キーボード・タッチパッドについて

キーストロークが1.7mmほどと最近のノートPCとしては比較的深めで打鍵感のあるキーボードを採用しています。キーの配列も自然で非常に打ちやすいです。

キーピッチは19mmほどでフルサイズスケールなので一般的な作業をこなすのに最適うなキーボードだと思います。

タッチパッドも13.3型としては大型なタッチパッドを搭載しています。独立ボタンはありませんが、マットな質感で手触りもよく非常に操作性が高いです。

インターフェースについて

左側面

  • DCジャック
  • USB 3.0
  • オーディオジャック

右側面

  • USB-C(Thunderbolt3)
  • HDMI
  • USB 3.0

DAIV 3NはHDMIとThunderbolt 3を備えておりまして、上記画像のように、同時に4Kディスプレイへの二画面同時出力に対応しています。

HDMIは最近流行の横長ディスプレイに出力するなどして、Thunderbolt 3は外付けのM.2SSDを用意して接続すると利便性が高いと思います。

ピーク時のPCの温度や駆動音

ファイナルファンタジ-14を30分間連続駆動し、CPU使用率が100%になる際の駆動音やPCの表面温度を計測しました。

ファンの駆動音

ファン全開時、PCの駆動音は約50db程度で、モバイルノートPCとしてはうるさく、ゲーミングノートPCとしては普通くらいの大きさでした。

不快な甲高い音ではなく、普通のノートPCよりもいらいらは少ないと思います。

PCの表面温度

表面温度はそれほど高くならないので操作に支障は出ないと思います。

PC内部の温度

この時PC内部の温度は、ピーク時で94℃でした。比較的高めではありますが、クリエイティブな作業であれば許容範囲。ゲームのプレイならノートPC用のスタンドを利用するなどすれば、温度をコントロール可能と思われます。

以上の結果から耐久性は高いと思いました。

DAIV 3Nの評価とまとめ

良い点

  • 13.3型の中で最高クラスのパフォーマンス
  • キーボードが打ちやすい

気になった点

  • 単純なコスパがあまりよくない
  • パネルがグレア

コンパクトなのにハイパワー、13.3型にこだわりたい人におすすめの1台

DAIV 3Nは従来の13.3型よりもさらにちいさいサイズのノートPCなのに、パフォーマンスは同じサイズのなかでトップクラスといった点。

コンパクト+ハイパワーを求める人にはおすすめです。

一方で、昨今の14型のクリエイター向けモバイルノートとパフォーマンスは同等クラスなので、サイズ感に余程のこだわりがない限り、性能に対してのコスパはあまり高くないと感じてしまうでしょう。

DAIV 3N

なお、価格や仕様は記事執筆時のもので変更となる恐れがあります。必ず公式ページで確認してください

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