デルのInspiron 13 7000は、Insprion 13シリーズの最上位に位置するモデルで、プロセッサーはCore i5もしくはCore i7で構成されます。
Inspiron 13 5000との違いは、SSDが最大で1TB搭載可能な点ですが、メモリはオンボードで8GBまでとなっておりまして、大量のデータを保存したい人の選択肢といえます。
Insprion 13 7000(7391)の特徴
ボディ素材にマグネシウム合金を採用で1kg以下
また、ボディにマグネシウム合金素材を採用しておりまして、最小重量が1kg以下となるため、軽量性を重視する方にはもってこいです。
Insprion 13 5000はアルミ外装を採用しているのに対し、Inspiron 13 7000はマグネシウム合金を採用しているため軽量化されています。
そのほか13 5000シリーズとの違いはカラーとSSD容量が違います。
Inspiron 13 5000との違いはSSDの容量とカラー
Insprion 13 5000シリーズとの差は主にボディカラーとSSDが最大1TBまで選択可能な点です。
内蔵GPUを搭載する、モデルもあるため画像編集用に購入する方は選択肢と上がると思われますが、最大積載可能メモリは8GBですと、作業の快適性といった点ではInsprion 13 5000とそれほど違いはありません。
とはいえ、
- Core i5(を選べば)
- メモリ8GB
- SSD 256GB
- 1kg以下
といった、オーソドックスな構成でかつ軽量ボディで10万円以下は業界でもぶっちぎりの安さ
別途外付けのSSDなど、自分で増設予定の人はInspiron 13 5000のほうが安く上がるかもしれませんし、よりハイスペックなモデルを選びたい方はXPS 13のほうが良いと思います。
また、カラーはシルバーのみとなっておりまして、遊び心のあるオシャレなカラーをお求めの方はInspiron 13 5000のアイスライラックカラーも見てみるといいかもしれません。
一見するとInspiron 13 5000のほうがコスパは高いように感じるのですが、なによりも軽量性を重視したいという方であれば、Insprion 13 7000も選択肢にいれてみてもいいかもしれません。
即納モデルあり
デルの強みである”即納可能モデル”が用意されておりまして、比較的低価格ですぐに手に入る1kg以下のモバイルノートPCを検討されている方は、是非このモデルを検討しましょう。
モバイルノートPCは繁忙期などに欠品となりやすいため、こうした要素もとても重要だと感じます。
検証機のスペック
Inspiron 13 7000(7391)プラチナモデル | |
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モニター | 13.3型(1920×1080ドット) |
CPU | Core i7-10510U |
dGPU | Nvidia GeForce MX250 |
メモリ | 8GB(オンボード) |
SSD | 1TB |
インターフェース | microSDカードリーダーヘッドフォン/マイクオーディオジャック/USB 3.1 DCジャック、HDMI×1 USB Type-C(DP/PD)対応 |
フロントカメラ | 720p HDカメラ |
ワイヤレス機能 | 802.11ac 1×1 Wi-Fi & Bluetooth |
サイズ | 307.6×204.7×16.5mm |
重量 | 約09.55kg |
保証 | 購入時から1年間引き取り修理 |
最大メモリが8GBなのがネックですが、装備しているポートやチップセットは優秀だと思います。
DELL Inspiron 13 7000(7391)
公式サイトで確認Inspiron 13 7000(7391)プラチナモデルの性能
Cinebench R20
Cinebench R20の総合スコア | |
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Legion Y540 17 Core i7 9750H | |
m-Book K700 Core i7 9750H | |
Dell G7 17 | |
Prestige 15 Core i7 10710U | |
Inspiron 13 5000 Core i7 10510U | |
Inspiron 13 7000 Core i7 10510U | |
XPS 13 2in 1 | |
DAIV 4N(Core i7 10510U) | |
Inspiron 14 5000(Core i3 10110U) |
CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、1337ptsという結果でした。
Inspiron 13 5000とほぼ同等クラスの性能でした筐体の変更で大きなパフォーマンスの変動はないようです。
FF14
軽量のゲームタイトルファイナルファンタジー14はMX250が搭載されていれば、プレイ可能なタイトルです。このほか、マインクラフトや鉄拳ストリートファイター、など比較的かるいゲームであれば画質調整すればゲームのプレイが可能です。(モニターやその他パーツはゲーム用に作られていないのでヘビーにプレイするのはおすすめしませんが)
なお、この際のPCの表面温度は42.5℃でした。ちょっと熱いと感じるかもしれませんが、キー全体というわけではないので、安心して使えると思います。
ファンの駆動音は50.8db。13.3型のモバイルノートPCとしては少しうるさいかな?といった感じ。
オフィスや静かな場所での利用では気になる大きさです。
PCMARK10
パソコンの総合性能を評価するベンチマークソフト「PCMARK10」では、Officeソフトの使用やウェブの閲覧は全く問題ない高水準でした。
ただ、コンテンツクリエイトが弱めで、メモリの容量が関係していると思われます。
Inspiron 13 7000(7391)プラチナモデルの性能まとめ
画像編集や写真編集をメインで行うのであればやはり16GBを選択可能なXPS13シリーズを検討するのがいいかもしれません。
デザインや外観について
Inspiron 13 7000(7391)はマグネシウム合金を採用していますが、本体カラーはシルバーであるため、アルミのような質感の高さを再現しています。
表面は樹脂素材で白を採用。全体的に清潔感のあるボディ本体です。
キートップもシルバーで文字は黒の配色です。全体的に統一感があり、ビジネスユースにぴったりな色合いだと思います。
冒頭で記載した通り、実測値で1kg以下にもかかわらず、Core i5モデルであれば税込みで10万円以下で購入可能です。
モバイルノートPCとして非常にコストパフォーマンスに優れたモデルだと思います。
液晶について
ナローベゼルデザインを採用しているため没入感は高くスタイリッシュな印象です。
液晶はグレアパネルを採用しているため、反射します。過度に見辛いということはありませんが、目の疲れを誘発するなどあるので、必要に応じてノングレアにするためのフィルムを購入するとよいかもしれません。
色域・トーンカーブ
Inspiron 13 7000に搭載されるパネルはRGBが整っているため自然な発色に見えますが、全体的に色が強められています。
Inspiron 13 7000(7391)のモニターの色域 | |
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sRGBカバー率 | 87.4% |
色域はウェブコンテンツの基準となるsRGBのカバー率が87.4%でした。
ウェブデザイナー、YouTube用の動画編集者、プログラマーなど、色域を重視しないけれどそれなりに画面が綺麗に見えたほうがいい人におすすめです。(先ほど言ったようにグレアなのでフィルムが必要な方はフィルムを)
キーボード・タッチパッド
キーボードはフルサイズスケールですが、デル特有のエンターキーが縦長、バックスペースキーが小さいなど、USキーをそのままJIS配列に変更した感じの配列になっています。
慣れればどうということはないですが国内メーカーで使い慣れた方ですと、エンターキーをバシっと打ち込みづらいと感じるかもしれません。
タッチパッドは、沈み込みの浅いタイプでクリック感はあまりないです。個人的にはもっと沈んでくれるほうが好きです。
インターフェース
右側面
- オーディオジャック
- USB A(3.1Gen1)
左側面
- DCジャック
- HDMI
- USB-C
- microSDカードスロット
左側面のUSB-CはDPおよびUSB-PDに対応しており、最新のモバイルノートPCに必要とされるインターフェースは備わっていると思います。
Inspiron 13 7000(7391)の評価とまとめ
良い点
- 1kg切りで10万円以下
- 安っぽさを感じさせないデザイン
気になる点
- 最大積載メモリ8GB
携帯性を重視したい人におすすめなモバイルノートPC
スペックに目をやると8GBまでしかメモリを搭載できない点が気になります。MX250という専用のGPUを発揮できる場所はフォトショップなどの画像編集だと思いますが、最近のクリエイティブソフトは要求スペックが年々あがっているため、せめて16GBは欲しいかなと。
ただ、Core i5 メモリ8GB 256SSDといったオーソドックスな構成をお求めの方には破格の価格だと思いますし、コストパフォーマンスも高いと思います。
Officeソフト重視の学生やビジネスパーソンにおすすめできるモバイルノートPCだと思います。
DELL Inspiron 13 7000(7391)
公式サイトで確認なお、価格や仕様は記事執筆時のものですので、必ず公式ページで確認をお願いします。