ROG Phone3レビュー 進化したウルトラハイエンドスマートフォン

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ASUSのROG Phoneはその年に発売される最高クラスのCPU(正しくはSoCですが、わかりやすくするため便宜上CPUとします。)を搭載し”他社より冷やす”ことで最高クラスの性能を発揮するウルトラハイエンドスマートフォンです。

メーカーより発売前に実機をお借りすることができたので、ベンチマーク結果や僕の感想を記載いたします。

ROG Phone 3の特徴

  • Snapdragon 865+
  • 全モデルから約6倍大型化されたヒートシンク
  • 144hz/1msの有機ELディスプレイ
  • 6000mahの大型バッテリー搭載

三代目となるROG Phone 3は、5Gデータ通信に対応したSnapdragon 865+を搭載し、内蔵された大型ヒートシンクや付属のAero Active Cooler 3を装備することで、完璧なサーマルコントロールが可能となります。これによりベンチマークスコアを業界最高水準へと押し上げられるのです。

動画でも紹介していますので是非参考にしてください!

Antutu Bench

ROG Phone 3のAntutuベンチマーク結果
Xモード+AeroActiveCooler3655,314
ノーマルモード635,616

スマートフォンに搭載されるチップセットの総合的な性能を計測するAntutuベンチマークでは、業界最高クラスの65万点をマークしました。

前モデルより6倍の大型ヒートシンクが鍵

ROG Phone 3は前モデルROG Phone 2より6倍大型化されたヒートシンクを搭載することでパフォーマンスを上げています。

これにより、通常時でもそれほどパフォーマンスの低下がみられず高い数値を維持していました。性能は業界トップクラスといっていいでしょう。

XモードとAeroActive Cooler 3が2万点押し上げる

CPUパフォーマンスを最大限発揮できるモード、Xモードと、新しくなったAeroActiveCooler 3がマシンパワーの限界を一段階上のレベルへと押し上げてくれます。

AeroActiveCooler 3はキックスタンドが標準で付属するようになり、ゲームプレイ、リアルタイム配信がよりしやすく進化。

ROG Phone 3のディスプレイは10bit HDRに対応した有機ELを採用しており、Netflixkなど対応コンテンツがあれば、きめの細かい色表現を楽しめるので、ゲームのプレイだけでなく、大迫力で映画やドラマも楽しめます。

144hz/1ms有機ELディスプレイ

ROG Phone 3は圧倒的にきれいなディスプレイで、最速クラスの応答性、タッチ感度を実現。

ROG Phone 3は設定から簡単に144hzを設定可能。

ぬるぬるサクサクの画面表示、高速で移動させてもROG Phone 3はすべての文字がしっかりとみえました。対して60hzのディスプレイは残像感が大きく、ページを下にスワイプすると文字がつぶれて読めませんでした。

リフレッシュレートが高い=動いた際の残像感がなく、標的の場所を正確に把握できることや、エイムをはずさないといった優位性があり、PCゲーム業界ではもはや定説となっています。

やや時代先行型の機能ではあるものの、ハードウェアの進化とソフトウェアの進化は表裏一体なので、ハードが強くなればソフト面も強化せざる負えないはずなので、PC向けゲームがそうであったように、今後、ますます高リフレッシュレートに対応したのゲームタイトルは増えると思われます。

デザインや使い心地について

約10日間ほどROG Phone 3に触れて感じたことを上げるのであれば、最高のエンタメ機ではないか。ということです。

我が家にテレビというものが存在しなくなって早7年、もっぱらPC用のモニターたタブレットデバイスでYouTubeなどの動画ストリーミングサービスを閲覧しているのですが、絶妙なサイズ感が心地よく、サウンドもスマホとしては最高クラスの品質なので満足度が高かったです。

6000mAhのロングバッテリーのあんしん感

デバイスそのものの大きさもさることながら、ROG Phone 3に内蔵されるバッテリーは6000mAhです。2020年現在においては決して多すぎるほど、ということはないのですが、やはり大容量バッテリーであることにかわりなく、使っている際の安心感が違います。

USB-PDに対応し、リバースチャージにも対応。

最大輝度+Xモード+AeroActiveCooler 3を装着した状態で実際にYouTubeを視聴してみたところ、3時間の視聴で満充電から81%に。

動画の視聴はゲームと同等かそれ以上の電力消費量と思われますが、12時間以上は連続動作してくれそうです。

電話やSNSの利用など手軽に使える機能は廉価モデルの小型機のほうが小回りが利いて使いやすさを感じましたが、ROG Phone 3はエンタメ時に使い勝手の良さを実感します。

サイズ感について

デカい、とにかくデカい。日本人の成人男性の平均よりもわずかに手が小さい筆者の僕からすると、一般的なスマートフォンの使い方をしようとするとあまりにも本体が大きすぎる。

ずっしりとした重量は高級感を感じさせますが、同時に携帯性も損なうため、メイン機としては少々使いづらいと感じる部分もあると思います。

ハイスぺマシンとは思えないほど表面温度は低い

AntutuBench中のスマートフォンの表面温度をサーモグラフィで測定してみたところ、低いところでは33℃、高いところで39℃程度と人が触っても問題ない水準に収まっていました。

メーカー曰く、AeroActiveCooler 3は本体温度を4℃ほど下げる効果があるとのことでしたが、パフォーマンスだけでなく、触っていて熱くないのはとても安心できました。

YouTubeを連続で3時間視聴した際にも計測してみましたが、おおむね同水準の温度でしたので長時間の使用でも問題ないです。

配信者、ゲーマー、ドラマ好きにおすすめの1台

ROG Phoneは性能の追求ももちろんですが、ユーザー体験の部分も確実に進化しています。

おうち時間が増えるにつれてYouTubeなどの動画ストリーミングサービスを利用する人も増えていますし、ゲーム以外のエンタメを楽しみたい方におすすめの1台です。

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