ASUSが発売する14型ゲーミングノートPC ASUS ROG Zephyrus G14は最新のCPU AMD Ryzen 9 5900HS/GPU NVIDIA GeForce RTX3060を搭載する、モデルで、現行の14型ノートPCのなかではトップクラスの性能を誇る。

筆者は昨年モデルもレビューさせていただいているが、今回もメーカーより検証機をお借りすることができたので、ベンチマーク結果や使い勝手をレビューしていく。

スペック

ASUS ROG Zephyrus G14 GA401QM-R9R3060WLQS
モニター
  • 14型(2560×1440ドット)120Hz
CPU
  • AMD Ryzen 9 5900HS
dGPU
  • NVIDIA GeForce  RTX3060
メモリ
  • 32GB
SSD
  • 1TB (NVMe)
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約324mm×奥行き約222mm×高さ約19.9mm
バッテリー持続時間約11.6時間
無線通信規格Wi-Fi6/Bluetooth V5.1対応
充電タイプDCジャック
重量約1.75kg
保証12か月間のインターナショナル保証

インターフェース規格など仕様詳細はASUS製品ページから閲覧可能です。

ASUSの製品は購入後、あんしん保証および3年の延長保証あんしん保証プレミアムに加入可能です。

日本国内のメーカー保証以上に手厚い保証なので、ハードに使うゲーミングノートPCを購入検討されている方はあんしん保証も検討するとよいでしょう。

特徴

8コア16スレッドのRyzen 9 5900HS搭載

AMD Ryzen 9 5900HSはZen3アーキテクチャの8コア16スレッドCPUだ。TDPは35Wでブースト時の周波数は最大で4.6Ghzまで引き上げられている。弊サイトではすでにデスクトップ版のZen3アーキテクチャCPUのレビューを掲載しているが、動作周波数の安定度が非常に高く、驚かされた。

NVIDIA GeForce RTX3060搭載

また、GPUは最高クラスのチップが採用されている。NVIDIAGeForce RTX3060は8nmプロセスで製造された最新のGPUで、既存のRTX2000番台よりも高効率、高性能化を果たしている。AAA級のゲームタイトルを高画質で快適にプレイ、人気のバトルロイヤルゲームで高いFPSを維持するなど、ゲーマーのためのPCといえる。

最大グラフィックスパワーは80Wで、上位のRTX3070やRTX3080搭載モデルよりも低い消費電力。

ゲームのプレイだけでなく、3DCG生成や動画編集などの重たいクリエイティブタスクを実行するのにも適しているだろう。

120Hz/WQHD解像度の高リフレッシュレートゲーミングモニターを採用

ROG Zephyrus G14 GA401QMは120Hzの高リフレッシュレートモニターを採用している。リフレッシュレートは1秒間当たりの画面の書換戒能回数をさし、この数値が高ければ高いほどFPSやバトルロイヤルゲームで有利をとれる。勝つためのモニターだ。

加えて、クリエイティブな作業にも対応可能な2560×1440ドットの高解像度のパネルを採用しているため、性能だけでなく搭載パーツもゲーム・クリエイティブ両対応となっているのが最大の魅力

ASUS ROG Zephyrus G14 GA401QM

公式サイトで確認

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

性能について

ASUS ROG Zephyrus G14 GA401QMの性能について紹介。定番のベンチマークソフトやメジャーなゲームタイトルのフレームレートを測定した結果を掲載。

計測時の設定は「Turbo」でパフォーマンスを最も高く維持できるようにしている。

Cinebench R20

Cinebench R20はCPUのパフォーマンスのみでコンピューターグラフィックを生成し、CPUの性能を測定するベンチマークソフト。点数が高ければ高いほど高性能とされているが、実際のソフトウェアを動作させた際の実性能と差が開く可能性があるが結果下記の通り

 

Cinebench R20の総合スコア

Ryzen 9 5900HX
5177pts
Ryzen 9 5900HS(G15)
5093pts
Ryzen 9 5900HS(レビュー機)
4953pts
Ryzen 9 5900HS(ROG Flow X13)
4657pts
Core i9 10980HK
4132pts
Ryzen 9 4900HS
4040pts 
Core i7 10875H
4037pts
Ryzen 5 4600H
3143pts
Core i7 10750H
3053pts
Core i7 11370H(レビュー機)
2755pts
m-Book K700 Core i7 9750H
2643pts
HP ENVY X360 13 Ryzen 7 4700U
2437pts
HP ENVY x360 15Ryzen 5 4500U
2270pts
Core i5 10300H
1941pts
ThinkPad E14 Gen 2(AMD)
1604pts
Prestige 15 Core i7 10710U
1587pts
mouse X5 (Core i7 10510UI)
1534pts
ThinkPad E595(Ryzen 5 3500U)
1333pts
ThinkPad X390(Core i7 8565U)
1245pts

マルチスレッド性能は4953ptsで現行モデルトップクラスの性能。当サイトでは、ほかにもRyzen 9 5900HS搭載モデルを検証しているが、スコア差ボディサイズの差になっている。

15.6型のG15が最も高性能で、13.4型のROG Flowが最も控えめなスコアに。とはいえ、インテルCPUを抜いてトップクラスの性能であることにかわりはないので性能を重視したいならAMD Ryzen搭載モデルを選択しよう。

Cinebench R23

 

Cinebench R23の総合スコア

Ryzen 9 5900HX
13306pts
Ryzen 9 5900HS (レビュー機)
13178pts
Ryzen 9 5900HS(G15)
13146pts
M1
7372pts
Core i7 11370H
7135pts 

最新のCinebench R23(Minimum Test Duration OFF)では8コア16スレッドの強さを感じ取れた。マルチスレッド性能はとにかく圧倒的で、既存のノートPC用チップの中で最も高性能といえる。

 

Cinebench R23のシングルスレッドスコア

Core i7 11370H
1520pts 
M1
1482pts
Ryzen 9 5900HS(G15)
1479pts
Ryzen 9 5900HS(レビュー機)
1461pts
Core i7 1165G7
1448pts
Ryzen 9 5900HX
1430pts

 

Cinebench R23には今回のように1度で性能を測定する方法と動画で紹介しているようにストレステストを含んだ測定方法があるため、スコアの上ぶれ下ぶれが発生する。

クリエイティブタスクの快適性に直結するシングルスレッド性能は1461ptsで、他社チップと比較して若干不利といった結果。とはいえ、実行性能上ほとんど差を感じることはないだろう。

ゲーム性能

フォートナイト

フォートナイトは、実際にソロでプレイを5分程度行い、その平均フレームレートを計測。(スカイダイブ時は非計測 プレイ内容を完全再現できないのであくまで参考程度の指標としてとらえてください。

画質はプリセットの「最高画質」「高画質」「中画質」を選択。

フォートナイトシーズンの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
エピック(最高画質)
114fps
最高画質+DLSS
168fps
高画質
150fps
中画質
214fps

最高画質では平均114fpsで描画可能。中画質プリセットは3D描写を100%に設定。すると平均フレームレートは214fpsという結果に。

フォートナイトではRTX3060を搭載していれば平均200fpsオーバーも可能。

NVIDIAのAI処理により、フレームレートを伸ばすDLSS機能を利用できるため、設定変更を行えば、最高画質設定でも平均168fpsで描画可能に。

ApexLegends

ApexLegendsのトレーニングモード/射撃演習場/デュオプレイで5分ほどマップを周回、フレームリミッターを解除し、垂直同期をオフにして、最高画質にて計測

Apex Legendsの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
トレーニングモード
134fps
射撃演習場
125fps
デュオプレイ(実戦)
117fps

実戦では平均で117fpsほどで描画可能。最低フレームレートは72fpsで非常に快適だ。

画質調整を施せば平均144fpsほどで描画可能だが、Apex Legendsでさらなる快適性を求めるならRTX3070以上のGPUを搭載したマシンのほうがよいかもしれない。

サイバーパンク2077

トリプルA級のビッグタイトルサイバーパンク2077ではフルHD解像度でレイトレーシングウルトラ/ウルトラにて計測。DLSSはバランス。

サイバーパンク2077の平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
ウルトラレイトレ有DLSSバランス
38fps
ウルトラレイトレなしDLSSバランス
64fps

画質ウルトラレイトレ有では38fpsでレイトレオフで64fpsレイトレーシング機能をオフにすれば、サイバーパンク2077においてもDLSSを利用し、最高画質でプレイが可能な水準だった。

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダーのベンチマーク機能を使って、最高画質、高画質、中画質のプリセットを計測。

選択画質は「最高画質」「高画質」「中画質」。

のMHWの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
最高画質
90fps
高画質
99ps
中画質
101fps

シャドウオブザトゥームレイダーもPCゲームの中では重量級だが、最高画質で94fpsという結果に。最高画質でプレイしても非常に快適にプレイできることが分かった。

ゲーム性能まとめ

サイバーパンク2077のレイトレーシング有ではきびしかったが、レイトレーシングをオフにすれば最高画質で十分にプレイできることから、RTX3060搭載モデルはフルHDの解像度であればすべてのゲームを快適にプレイ可能といっていい水準だった。

ただし、中級クラスのゲームタイトルでフレームレートを稼ぎたいのであればRTX3070搭載モデルを検討したほうが良いと思う。

Adobe Premiere Pro CC動画の書き出し速度検証

過去YouTubeにアップロード用に作成したプロジェクトの書き出し時間を測定しました。α7R4で撮影したフルHD動画をH264 YouTube1080Pプリセットで書き出し、その時間を検証するというもの。

Premiere ProCCは2021年5月19日時点の最新バージョンに更新、ハードウェアエンコーディングで実施しました。

  • XAVC S FHD24P(50Mbps)
  • 動画の長さ15分11秒
  • テロップ/カット編集/画像挿入あり
  • シーケンス設定は24fpsです。
機種24fpsの書出し時間
ROG Zephyrus G14 GA401QM1分50秒
ROG Zephyrus G15 GA5031分51秒
ROG Strix SCAR 172分13秒
ASUS TUF DASH F152分22秒
HP ENVY 14-eb(電源接続時)2分53秒
HP ENVY 14-eb(バッテリー動作)2分56秒
ROG Flow X13(バッテリー動作時)3分10秒
MacBookAir (M1)(ハードウェア)4分24秒
mouse K55分5秒
XPS 13(9310)6分25秒
mouse X5-R710分29秒
MacBook Air (M1)(ソフトウェア)10分46秒
mouse X5-R511分22秒

弊ブログで毎度おなじみのYouTube動画の書出しでは、処理時間が1分50秒で過去最速の結果だった。

日がたつごとにソフトウェアの更新が入ることによって動画の書出し速度が有利になっている印象で、Ryzen 9 5900HSを搭載したモデルであればソフトウェアの相性問題をあまり感じない。

ノートPCのなかでもトップクラスのクリエティブ性能。

Lightroom Classic CCにてRAW現像時間を検証

Adobe Lightroom Classic CCにてα7Ⅱで撮影した24MPのRAWファイル100枚を一斉に書出し、その速度を検証しました。

LightroomClassic CC初期プリセットで画質を100に設定し、デスクトップへ書出し。結果は下記のとおりです。

機種書出し時間
ROG Strix SCAR 171分26秒
ROG Zephyrus G14 GA401QM1分29秒
ROG Flow X131分32秒
ROG Zephrus G15 GA503QS1分40秒
ASUS TUF DASH F151分41秒
XPS 13(9310)1分37秒
HP ENVY 14-eb(電源接続時)1分44秒
mouse K51分53秒
mouse X5-R71分57秒
MacBook Air(M1)1分58秒
mouse X4-R53分8秒

RAW現像の速度は1分29秒で非常に高速。クリエティブなタスクはプラスマイナス10秒程度の誤差はでてしまうので、最速クラスの性能といっていいと思う。

SSDの読込・書込み速度

搭載されている1TBのSSDはSKhynix製。シーケンシャルリードはNVMe接続の理論値付近の速度がでており、大容量のデータを読み書きさせても極端な速度低下はみられなかった。

クリエイターが利用するのにもおすすめできるSSDを搭載している。

クリエティブ性能まとめ

動画編集や写真編集などのクリエイティブなタスクは快適に可能。ROG Zephyrsu G14は持ち運びもできる14型ゲーミングノートPCとして販売されているが、クリエイターにもおすすめできる。

デザインや使い勝手について

ROG Zephyrus G14 GA401QMはパンチホール内部に搭載されたLEDが点灯する、アニメマトリックス採用のモデルだ。

専用ソフトウェアを用いれば、任意ロゴを光らせることも可能。

PCを閉じた状態でもライティングは可能。白を基調としたデザインは珍しい。ROG Zephyrus G14シリーズは、このほか、エクリプスグレーがある。

エクリプスグレーについては、前モデルのカラーを参考にしてもらえれば。

キーボード側はナローベゼルデザインを採用したディスプレイがスタイリッシュな印象。キーボードの厚みも確認できる。

昨今の薄型モバイルノートPCほどのスリムさはないものの、デスクトップ級のパフォーマンスを宿すボディとしてはコンパクト過ぎるといっていいほど。

PC本体を開くと、エルゴリフトヒンジによりキーボード側が持ち上がり、冷却効率とタイピング時のポジションがとりやすくなる構造だ。

底面にはゴム足が4つ。内部へのアクセスは精密ドライバーがあれば可能だ。

キーボードについて・タッチパッドについて

キーボード日本語は配列に対応したキーボードで、外資系メーカー特有のUS配列を無理やり日本語に変えたものではなく、日本人でなじみの自然なJIS配列を採用している。

キーのうち味はわずかにクリック感のあるタイプで底打ちも感じられ、打ちやすい。

ボディ本体の剛性もあるため、強く打鍵してもたわみがない点がとてもすばらしい。

また、タッチパッドのクリックは浅めだが、指にしっかりと感触を伝えてくれるので使い勝手はかなり良いと感じた。

モニターについて

120Hzの高いリフレッシュレートと、2560×1440ドットの解像度のパネルを採用している。視野角は広く、発色も良好で、ゲーム・クリエイティブに使える。

色域・トーンカーブ

キャリブレーションツールでトーンカーブを計測した結果が上記画像。

RとBが強め、Gがちょっと強く調整されているが、ROG Zephyrus G14は工場出荷時に色調整ののち出荷されるので、その調整がこのトーンカーブになっているのだと思われる。

sRGBカバー率は100%、それよりも広い色域に対応しているのが分かる。

こちらが、シネマカラーといわれるDCI-P3のカバー率が95.9。前述のトーンカーブは映像用にキャリブレーションされていたことがわかる結果。

ゲームだけでなく動画編集に利用するのに最適なモニターを採用していることが分かった。

インターフェースについて

  • DCジャック
  • HDMI
  • USB-C(USB 3.2 Gen 2)
  • オーディオコンボジャック

  • USB-C(USB 3.2 Gen 2)
  • USB-A×2(USB 3.2 Gen1)

昨年モデルと同じく有線LANは搭載していない。

USB-Aが右側に2つ配置されているため、キーボード、マウスの接続先をまとめることが可能。

搭載USB-CはUSB3.2 Gen2で、映像出力、給電に対応。

PC内部の温度・ファンの動作音について

PC内部の表面温度について

CPU使用率を100%にできる「OCCT v8..2」にて1時間動作させた際のCPUの温度は最大が94℃だった。

動作周波数は4.5Ghzが最大で常時4.1Ghz程度。サーマルスロットリングのような挙動は見られなかったため、ゲームを長時間プレイしたり動画編集などの重たい負荷をかえても安心して使える水準といえる。

PCの表面温度

OCCTを1時間動作させた際のPC表面をサーモグラフィで計測中心の温度が52.7℃で低温やけどの危険がある水準に。ゲームをプレイする際は別途キーボードやマウスを接続したほうがいい。

しっかりと冷却しているがそれでもやや厳しい。個人的にゲームをプレイする専用で買うのであればROG Strix Scar 17のほうがおすすめだ。

ファンの駆動音について

ファンの動作音は「Turbo」時で49.3dbほどで、ゲーミングノートらしい大きい音が鳴る。ちょうどエアコンを全開動作させた際の音の大きさで騒音レベル。

サイレントモード時は38db程度でほとんど動作音がしないため、クリエイティブなタスク時はパフォーマンスモードなどを利用するとストレスなくできると思われる。

ASUS ROG Zephyrus G14 GA401QM評価とまとめ

良い点

  • Ryzen 9 5900HS搭載で最強の14型ゲーミングノートPC
  • フルHDのゲームならすべてのゲームタイトルを快適にプレイ可能
  • アニメマトリックスがかわいい
  • モニター・SSDなど使われているパーツが高品質

気になる点

  • 有線LANがない
  • CPUの熱が逃がしきれずキーボードが熱くなる

14型でゲームをプレイしたい人のためのゲーミングノートPC

Ryzen 9 5900HSやNVIDIA GeForce RTX3060を搭載することによりさらに1段パフォーマンスをあげ、重量級のゲームが14型で快適に遊べるようになった。パフォーマンスはデスクトップ級で14型のゲーミングノートPCのなかではトップクラスの性能だろう。

反面、CPUに長時間負荷をかけ続けるとPC表面温度が50℃越えと低温やけどの危険がある温度まで上昇してしまったのが気になった。

軽いゲームなら13.4型のROG Flow X13でも十分こなせるため、持ち運びを重視したい人はROG Flow X13のほうがおすすめしやすい。

ROG Zephyrus G14は14型でゲームやクリエイティブな処理を1台で完結させたい人の選択肢だと思う。

ASUS ROG Zephyrus G14 GA401QM

公式サイトで確認

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

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